✅ FOMC・日銀・ECBを控え様子見ムード、ドル円は151円後半で一進一退
💹 為替市場:三大中銀ウィーク前の静けさ
今夜のNY市場では米FOMCが政策金利を発表。
さらにあすには日銀・ECBが相次いで会合結果を公表する予定で、
今週は「トリプル中銀ウィーク」となっている。
市場予想は以下の通り:
- FRB:0.25%利下げ
- 日銀・ECB:いずれも据え置き見通し
政策変更そのものはサプライズ性に乏しいが、
注目は各中銀トップの会見内容だ。
とくにパウエル議長が来年の利下げペースにどう言及するかが最大の焦点。
また、トランプ大統領が「年内に次期FRB議長を指名する」と発言したことで、
市場では一部にハト派色強化への思惑も浮上している。
🏦 株式・リスクマインド:米株高と日米協調が支え
米株市場はFOMCを前に史上最高値圏で推移。
米中首脳会談への期待が投資家心理を下支えしている。
日本では日米首脳会談で経済安全保障や企業投資協力が確認され、
政治リスクの後退と円安継続が株価を押し上げた。
💴 ドル円:151.85円を軸にレンジ取引
為替市場ではドル円が**151.85円前後(10日移動平均線)を中心に小動き。
153円台では利確の売りが出やすく、
一方で150円を割る展開も見られず、
方向感のない“往って来い相場”**が続いている。
今夜発表される**米消費者信頼感指数(予想93.4)**が、
イベント前の短期材料として注目される。
🌍 今後の注目イベント
| 時間帯 | 内容 | 注目点 |
|---|---|---|
| 🇺🇸 今夜 | FOMC政策金利発表・パウエル会見 | 0.25%利下げ確実視、見通しに注目 |
| 🇯🇵 あす | 日銀政策決定会合・植田総裁会見 | 金利据え置き予想、円安姿勢維持か |
| 🇪🇺 あす | ECB理事会・ラガルド会見 | 据え置き見通し、ハト派発言に注意 |
| 🇨🇦 今夜 | カナダ中銀政策発表 | 0.25%利下げ観測 |
| 🇬🇧 | 英マネーサプライ・消費者信用残高 | ポンド反応限定 |
| 🇺🇸 | 米中古住宅販売成約指数・MBA住宅ローン申請 | 景気減速感が焦点 |
💱 ロンドン時間概況
ロンドン序盤の為替市場はイベント待ちで閑散ムード。
米金利はわずかに低下し、10年債利回りは3.98%前後で安定。
📊 主要通貨レート(ロンドン時間)
| 通貨ペア | 現在値 | コメント |
|---|---|---|
| USD/JPY | 152.24 | 小動き、FOMC待ちでレンジ内 |
| EUR/USD | 1.1646 | ドル買い一服で下げ渋り |
| GBP/USD | 1.3217 | ポンド軟調、戻り鈍い |
| 米10年債 | 3.98% | 小幅低下で落ち着き |
✅ 総括
- 世界3大中銀の政策発表を前に、為替市場はポジション調整と様子見姿勢。
- ドル円は151.85円(10日線)を中心に一進一退の攻防。
- FRBがハト派トーンならドル安・円高へ、日銀が慎重姿勢を維持すれば円安再開へ。
- 今夜から明日にかけては、政策会見をトリガーにボラティリティ上昇が予想される。





