【参院選ショック】円高で週明けスタート、政治リスクで不安定な相場続く
✅ 週明けのマーケット動向
週末の参議院選挙で自公勢力が過半数を割り込み、日本の政局リスクが浮上。これを受け、週明け市場は円買い優勢で始まりました。
- ドル円:先週末148.50付近からギャップダウンで147.79まで急落
- その後は買い戻しが入り148円台半ばまで反発する場面もありましたが、再び148円を下回り、上値の重さが意識されています。
背景要因:
- 日本の政治不透明感により、一時的に円買い圧力が強まったものの、海外投資家は大きなポジションシフトを見せず。
- 先週までに積み上がった円売りポジションの整理が続き、調整完了には時間が必要。
✅ 海外投資家の見方
- 短期的視点:円買い調整が優勢。ただし、本格的な円高トレンド入りと見る向きは少なく、円売り再開のタイミングを探す展開。
- 中期的視点:政権基盤の弱体化は、日本売り要因。将来的には円売り圧力につながる可能性あり。
- 政治シナリオ:
- 石破首相が党内圧力で退陣する可能性に注目。
- 野党は足並みがそろわず、政策協力は時間を要する見通し。
結論:日本の政治はしばらく流動的で、ボラティリティ要因として市場に影響しそうです。
✅ 本日の注目材料
- 経済指標
- 香港CPI(6月)
- カナダ鉱工業製品価格(6月)
- 米景気先行指数(6月):予想-0.3%(前回-0.1%)
- イベント
- FOMCブラックアウト期間によりFRB高官発言なし
- 企業決算
- ベライゾン、ドミノ・ピザなどが発表予定
- 地政学リスク
- プーチン氏とトランプ氏が9月に中国で会談する可能性 → 秋以降、米中・露関係に波乱要素
✅ テクニカルと戦略:主要通貨ペア
USD/JPY(ドル円)
- 現状:148円付近、円高圧力とドル買い戻しがせめぎ合う局面
- サポート:147.50 → 147.00
- レジスタンス:148.80 → 149.20
EUR/USD(ユーロドル)
- 現状:1.1680台で小動き
- サポート:1.1650
- レジスタンス:1.1720
GBP/USD(ポンドドル)
- 現状:1.3380台、英雇用悪化で上値重い
- サポート:1.3350
- レジスタンス:1.3430
USD/CAD
- 現状:1.3660前後
- ✅ 戦略:押し目買いを継続
AUD/USD
- 現状:0.6520付近
- ✅ 戦略:戻り売りスタンス
✅ 今日の注目テーマ
- 参院選結果による政治不安 → 円売り再開のタイミング探し
- 米景気先行指数でドルの強さを確認
- FRB発言はなし → 材料は指標と政治動向に集中