来週の金融政策イベントを前に、為替は方向感を模索
現在の相場状況

東京市場ではドル円が147円前半から半ば、ユーロドルが1.17台前半、ポンドドルは1.35台半ば~後半で推移。
ややドル買いが優勢となったが、全体的にはトレンドが見えにくい展開。ロンドン午前にはドル円が一時147.98円まで上昇し、円売りの流れが強まった。ユーロ円は173.42円、ポンド円は200.28円の高値を更新している。

ファンダメンタルズ背景

米雇用市場の軟化とインフレの落ち着きにより、9月FOMCでの25bp利下げは既定路線。市場では年内3回の利下げ観測も広がっている。
一方、ドル円の焦点は来週の日銀会合。利上げ再開の示唆があるかどうかが注目される。
国内政治では、10月4日の自民党総裁選に向け財政拡張期待が高まり、円安バイアスとして意識されている。

経済指標・イベント

本日は週末かつ日本の三連休前で、短期的な調整が入りやすい地合い。ドル円が148円台を定着できるかが焦点。

主な発表予定
カナダ:住宅建設許可(7月)、設備稼働率(Q2)
米国:ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値・9月)
予想:58.0(前回58.2)
インフレ期待:1年=4.8%(横ばい)、5–10年=3.4%(前回3.5%から低下)
発言・当局関連

ECB関係者(コッハー新総裁、レーン総裁、ナーゲル総裁ら)の発言が相次ぐ見通し。昨日のECB理事会後だけに、各方面からのコメントが増える可能性がある。

注目ポイント

来週に控える日米金融政策会合が最大の焦点。

米国(FOMC):利下げ幅と今後の利下げ回数の見通し
日本(日銀):利上げ再開に関するヒントが示されるか
政治リスク:日本の総裁選、フランスの信任投票が為替に影響を及ぼす可能性

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