米関税とイラン協議でドル円が揺れる!-63,923ドルの損失から見えた次の一手
🧭 今週の相場のカギ:7月9日「米関税通告」とFOMC議事要旨
7月9日(火)は、米国による「相互関税の通告期限」。
トランプ大統領は対日関税に言及しており、日本円が動意づく可能性が高まっています。
さらに、FOMC議事要旨やイラン核協議も予定されており、リスクイベントが集中する週です。
🔍 通貨別戦略・見通し(7月7日週)
💵 USD/JPY|関税とFOMC議事要旨が試すドル円の方向感
- 7月9日:相互関税通告期限&FOMC議事要旨
- 11日:米財政収支(関税収入の反映に注目)
- 米・イラン核協議(交渉の成否で円買い/ドル買い)
📌 戦略:
イベント前後の短期トレードを狙い、144.50〜145.50の戻り売り優勢。
💶 EUR/USD|1.20ドルに近づくと重くなるユーロの足取り
- ユーロ圏5月小売売上高、独鉱工業生産に注目
- ECB副総裁「1.20ドル超は複雑」の発言で、上値に警戒
📌 戦略:
1.1750〜1.1850の間で押し目買い主体も、1.19超えでは利食い意識。
💷 GBP/JPY|英財政不安とBOE利下げ観測が重荷
- 英5月GDP、財政改革案撤回など独自リスクが集中
- 財務相更迭観測や政局混乱が重し
📌 戦略:
184.80〜185.50で戻り売り狙い。BOE利下げ観測は継続中。
🇨🇦 CAD/JPY|通商交渉と雇用統計をにらむ加ドル
- 米加デジタル課税問題の妥結が焦点
- 雇用統計はPMI悪化で下振れリスク
📌 戦略:
105.30〜106.50でボックス推移。悪材料出れば104円台への下押しも。
🇦🇺 AUD/JPY|利下げ織り込み済、内容次第でサプライズ
- 7~8日:RBA理事会(利下げ織り込み済)
- 市場は年内3〜4回の利下げ想定
📌 戦略:
「タカ派的利下げ」なら上振れ狙い。97.80〜99.30の間で攻防を想定。
🗒 今週の戦略メモ
- ✅ 通貨ペアを「USD/JPY」と「EUR/USD」に絞る
- ✅ イベント直前後のスパイク狙いを徹底
- ✅ 週明けは様子見、イベント通過後の方向確認が優先
⏰ 本日の注目時間(JST)
時間帯 | 内容 |
---|---|
21:00~ | ECB要人講演(ユーロ動意) |
22:30~ | 米関税通告・イラン交渉報道リスク |
翌7:00~ | FOMC議事要旨公表(9日早朝) |
📣 市場は“有事”と“関税”を警戒中。
イベントリスクが山積する今週は、無理に追わず、確実なタイミングだけ狙う冷静さが勝負を分けることになりそうです。
🌙 あとがき|夜中に目が覚めたら、どうしますか?
深夜、ふと目が覚めて時計を見てしまう…。
「あと何時間しか眠れない」と焦るほど、目は冴えていきます。
──これは、睡眠における“損切りの迷い”に似ています。
眠れないのに布団であがくことは、負けたポジションを握り続けることと同じ。
むしろいったん離れて、静かに呼吸を整えるほうが、再び眠り(利益)をつかめることもあります。
米国では「4-7-8呼吸法」「筋肉リラックス法」「白い雑音や眠れる音楽」など、
“再入眠”を助けるさまざまなテクニックが推奨されています。
実際のトレードでも、損切りや含み損から立ち直るには
「場を離れて気持ちを整える」というリセットの姿勢が重要です。
🧠 睡眠とトレードに共通すること:
- 焦りは眠気も利益も遠ざける
- “離れる勇気”が次のチャンスを生む
- 習慣とルールが、安定したリズムを作る
眠れぬ夜に学ぶのは、
チャートを前にしてもがく我々トレーダーにとっての「休むも相場」の本当の意味かもしれません。
来週も、落ち着いて相場に向き合っていきましょう。
まずは、今夜ぐっすり眠れますように。