🌍 週明け市場:金融当局者の発言ラッシュ、ドル高調整に入るか
市場全般
経済指標はトルコ消費者信頼感(9月)、香港CPI(8月)、カナダ鉱工業製品価格(8月)、ユーロ圏消費者信頼感(速報値)などが予定されるが、為替全体への影響は限定的とみられる。
一方、FRB・ECB・BOEの要人発言が相次ぐ予定で、先週のドル高に調整が入る中で注目度が高まっている。
ロンドン序盤の動き
- USD/JPY:147.82まで下落後、147.85付近。
- EUR/USD:1.1726から反発し1.1769へ上昇。
- GBP/USD:1.3453を安値に1.3503へ反発。
- 米10年債利回りは4.12%台へ低下。
ドルは先週の上昇に一服感が出ており、発言イベント待ちの様子見ムード。
📊 通貨ペア別 簡易レンジ予測表(週明け時点)
通貨ペア | 想定レンジ | 注目ポイント | 戦略メモ |
---|---|---|---|
USD/JPY | 147.20 – 148.80 | 政府・日銀介入警戒(149円目前)。米当局者発言に敏感。 | 戻り売り軸、146円台は押し目買いも視野 |
EUR/USD | 1.1720 – 1.1800 | ECB要人発言、ユーロ圏消費者信頼感。 | 押し目買い、1.172割れは一旦様子見 |
GBP/USD | 1.3450 – 1.3550 | 英PMI、BOE要人発言。財政懸念が再浮上するか。 | 1.35維持なら買い戻し有効 |
EUR/JPY | 173.00 – 174.50 | 円買い戻しの強さと欧州発言次第。 | 173円台前半は下値支持、戻り売りも検討 |
GBP/JPY | 199.00 – 201.00 | 英長期金利動向とBOE発言次第。 | 200円割れは押し目拾い、201円前後は利確ゾーン |
✅ まとめ
- 本日は「指標よりも発言主導」の相場展開が濃厚。
- ドル円は149円に迫るかどうかがポイントだが、発言次第で上下に振れやすい。
- ユーロ・ポンドはECB・BOE関係者の発言で一時的に振れ幅拡大も想定される。
- 投資家は米金利の方向感と要人発言のトーンに神経質に反応する局面が続きそうだ。