🌍 FOMC直前、市場は利下げ幅と今後の見通しを探る
🏦 注目ポイント
- 今回のFOMC(日本時間18日午前3時発表)は 0.25%利下げが本線。
- 一部では 0.50%利下げ観測 も残るが、政治圧力色が強く、市場には中銀の独立性を巡る懸念も。
- ドットチャートで 年内利下げ回数が「2回」から「3回」へ修正されるか が最大焦点。
💱 為替市場の現状
- ドル売りが進行する中、ユーロドルは約4年ぶりの高値圏。
- ドル円は147円台で上値が重く、方向感を欠く。
- 想定通りの決定なら「噂で売って、事実で買う」パターンで ドルの買い戻し に警戒。
📊 本日の主要指標・イベント
- 🇿🇦 南ア:CPI、小売売上高
- 🇪🇺 ユーロ圏:HICP確報値
- 🇺🇸 米国:住宅着工件数、MBA住宅ローン申請指数
- 🇨🇦 カナダ:国際証券取扱高、政策金利(0.25%利下げ見通し)
- 🇧🇷 ブラジル:中銀政策金利
欧州ではラガルド総裁やナーゲル独連銀総裁が講演予定。米国ではFOMCと同時に 四半期経済見通し(SEP) が発表される。
🇬🇧 英CPI
- 8月は前年比+3.8%で予想通り。
- コア+3.6%と鈍化、サービス価格も伸びが減速。
- ポンドは対ユーロで底堅いが、対ドルではやや軟調。
📉 ドル指数(DXY)
- 東京時間に96.58まで下落後、ロンドン序盤で96.84へ反発。
- 依然として低水準だが、下げ渋りの兆しが出ている。
💹 通貨ペア別 簡易レンジ表(直近想定)
通貨ペア | サポート | レジスタンス | コメント |
---|---|---|---|
USD/JPY | 146.50 | 148.50–149.00 | FOMC次第で大きく振れやすい。149円超は介入警戒ゾーン。 |
EUR/USD | 1.1650 | 1.1800 | ドル安基調継続。FOMCハト寄りなら1.18突破も。 |
GBP/JPY | 197.50 | 200.00–201.50 | 英財政不安を背景に上値は重いが、CPI高止まりで底堅さ。 |
CAD/JPY | 105.50 | 108.50 | BOC利下げが焦点。106円割れなら下押し強まる。 |
AUD/JPY | 96.00 | 98.00 | 豪雇用統計・米日イベントで上下に振れやすい。 |
NZD/JPY | 85.00 | 87.00 | 利下げ観測続き戻り売り優勢。 |
ZAR/JPY | 8.25 | 8.50 | 高金利支えも、政治リスクで振れやすい。 |
✅ 戦略のまとめ
- FOMCが想定通り → ドルは一時的に買い戻しの可能性。
- サプライズで0.50%利下げ → 初動はドル売り、ただし債券市場経由で複雑な動きも。
- 中期的には米雇用の弱さとインフレ鈍化がドル安要因で、ユーロ・円・ゴールドが支えられやすい展開。