🌐 【マーケット速報】ドル円は147円台で停滞、EUが関税撤廃案を提示
📉 本日の市場環境
- 目立った経済指標なし
- 米MBA住宅ローン申請指数(8/16–22)、メキシコ貿易収支(7月)が公表予定
- 大きな材料に乏しく、投資家は方向感をつかみにくい状況
- 債券・エネルギー関連
- 米国債入札が続く:2年FRN(280億ドル)、5年債(700億ドル)
- 毎週恒例の米石油在庫統計も発表予定
- 株式市場の焦点
- エヌビディアが取引終了後に決算を公表
- AIブームを背景に、結果次第で翌日の米株市場に大きなインパクトを与える可能性
🌍 政治・国際ニュース
- 米国
- トランプ大統領がクックFRB理事の解任を試みるも、法的根拠がないとして却下
- 中銀の独立性をめぐる懸念が再燃
- 欧州
- フランスで再び政局不安が浮上
- 9月8日の内閣信任投票までは不透明感が相場の重しとなる見通し
- EU・米国の通商問題
- EUが米国産工業製品への関税を全面撤廃する法案を検討
- 背景にはトランプ政権への配慮
- 米国側もEU産自動車の関税軽減を検討との報道
- 農水産品には優遇関税を導入する案も浮上
- 報道によれば、今月中に法案提出があれば自動車に15%関税を8月1日から遡及適用
💱 為替市場の値動き
- ドル円(USD/JPY):147円前後で神経質な推移
- ユーロドル(EUR/USD):1.16台半ば、フランス情勢が重しとなり1.17突破は難しい展開
- ユーロ円(EUR/JPY):171〜172円台レンジにとどまり、方向感乏しい
✅ まとめ
本日は大きな材料に欠けるため、相場は様子見・レンジ推移が基本シナリオ。
注目は エヌビディア決算・米国債入札・フランス政局の行方・EUと米国の通商協議。
為替市場は月末を控え、ドル円は147円台を中心に小幅な値動きが続く可能性が高い。
通貨ペア | 予想レンジ | 注目ポイント |
---|---|---|
USD/JPY | 146.50〜147.80 | 月末要因と米国債入札の需給。147円前半中心のレンジ続く可能性 |
EUR/USD | 1.1600〜1.1700 | 仏政局リスクで1.17突破は重い。Ifo後も材料乏しく方向感限定 |
GBP/USD | 1.3420〜1.3520 | 英国指標弱さが懸念だが、1.34台割れは下支え強め |
EUR/JPY | 171.00〜172.50 | 欧州不透明感で頭打ち、ただ円売り需要で下も限定的 |
GBP/JPY | 198.20〜199.80 | 200円突破試すも勢い鈍化。週前半は198〜199円のもみ合い |
AUD/JPY | 95.20〜96.20 | 豪中銀利下げ観測で戻り鈍い。中国データ待ちで方向感不足 |
CAD/JPY | 106.20〜107.20 | CPI後の加ドル安余韻。米加通商交渉が不透明で重い展開 |
ZAR/JPY | 8.20〜8.35 | 南ア資金流入で底堅いが、8.35上抜けは難しい |
✅ ポイントまとめ
- ドル円は147円台前半を軸に膠着感強め。債券入札や月末フローが一時的な変動要因。
- ユーロは政治リスクが意識され、1.17ドル台や172円台後半は重い。
- ポンドは200円を前に伸び悩み、英指標の弱さも警戒材料。
- 資源国通貨(豪ドル・加ドル)は中国経済や通商問題に左右されやすく、戻りは限定的。