💱 米コンファレンスボード消費者信頼感 本日の相場シナリオと戦略
📉 相場概況
- ジャクソンホール会議でのパウエル議長発言は「データ依存」を再確認する内容。
- 労働市場の弱さを指摘しつつも、インフレ懸念は払拭されず。
- 9月FOMCでの**25bp利下げ織り込みは約90%**に達し、市場の基本見方に大きな変化なし。
💵 東京市場の動き
- ドル円:146.99~147.89のレンジ推移
- クックFRB理事の辞任報道 → 一時ドル安
- 日銀基調的物価は+2.0%(今年最低水準) → 円売り要因も影響限定的
- ユーロ:仏政局不安がユーロ売り材料に。独仏10年債利回り差に注目。
- 月末要因:ロンドンフィキシングに向けたリバランスフロー増加で、ボラティリティ上昇の可能性。
📊 今夜の注目指標(8月26日)
時間 (日本) | 指標 | 予想 | コメント |
---|
21:30 | 米耐久財受注(7月速報) | -3.9% | 前回 -9.4%から改善見込み、ドルへの一時反応に注意 |
22:00 | 米住宅価格指数(6月) | -0.2% | ケースシラー20都市指数は前年比+2.25%予想 |
23:00 | 米コンファレンスボード消費者信頼感 | 96.5 | 下振れならドル売り、上振れならドル買い要因 |
23:00 | 米リッチモンド連銀製造業指数 | -20.0 | 景気感弱さが意識されやすい |
未明:米2年債入札(690億ドル) → 債券需給と金利に注目。
🗣 発言・イベント
- ビルロワドガロー仏中銀総裁:欧州経済領域会議で講演。
- マン英中銀委員/マックレム加中銀総裁:メキシコ中銀100周年イベントに出席。
✅ トレード戦略メモ
- 基調はドル売り優勢。ただし短期的に指標や発言で揺れ動きやすい。
- 注目ポイント:
- 米消費者信頼感が弱ければ → ドル売り加速に期待。
- 月末フローで一時的なドル買い・逆行リスクも。
- 筆者方針:
- 戻り売り主体でドル安狙い。
- イベント前後はポジション軽めに調整。
📊 通貨ペア別レンジ表(2025年8月26日)
通貨ペア | 想定レンジ | サポート(下値) | レジスタンス(上値) | コメント |
---|
USD/JPY | 146.80 – 148.50 | 146.80 / 146.50 | 147.90 / 148.50 | 雇用指標・消費者信頼感が下振れれば146円台割れも。月末フローで一時ドル買い戻しリスクあり。 |
EUR/USD | 1.1600 – 1.1700 | 1.1600 / 1.1570 | 1.1670 / 1.1700 | ユーロは底堅いが、米指標次第で上下ブレ。景況感悪化なら売られやすい。 |
GBP/USD | 1.3420 – 1.3530 | 1.3420 / 1.3400 | 1.3500 / 1.3530 | 英CPI弱さで売られたが下値限定。ドル動向に連動しやすい。 |
EUR/JPY | 171.50 – 172.80 | 171.50 / 171.20 | 172.50 / 172.80 | クロス円のなかで相対的に堅調。リスクオンなら上方向、ドル主導なら売られやすい。 |
GBP/JPY | 197.50 – 200.00 | 197.50 / 197.00 | 199.50 / 200.00 | 200円は心理的節目。米指標悪化でリスク回避が強まれば急落リスクも。 |
✅ ポイント整理
- ドル円:米指標とFRB要人発言に最も敏感。147円台前半は戻り売り候補。
- ユーロドル:レンジ上限1.17突破には追加材料が必要。
- ポンド円:200円前後で売買交錯、ブレイクすればトレンド加速も。
- クロス円全般:リスクオンオフで振れやすい。欧州指標より米データの影響が優先。