💹 為替週報:ゴールド急伸で +58,752 USD、来週はFOMC・PCE・総裁選が焦点に
✅ トレード成績(9月15日〜19日)
週間損益:+58,752 USD
- ゴールドのロングポジションが大きな収益源に。
- AUD/USDは小幅プラスで終了。
- 一方、EUR/JPYの下落により損切りを余儀なくされ、一部でマイナス計上。
- トータルではゴールドの寄与でしっかり利益を確保。
ゴールド選好の背景には、ドル安基調と地政学的緊張(ロシア・ベラルーシ合同軍事演習「ザパド2025」、NATOとの対立激化)があったと考えられる。
🌍 マクロ環境サマリー(9月22日週)
- 米国:FOMCは0.25%利下げを決定。追加2回の見通しを示唆。
→ 市場は過度な利下げ観測を後退させ、今後は指標(PMI、GDP確報、新規失業保険、PCE)に注目。 - 日本:日銀は据え置き。ETF売却開始や利上げ主張票の登場で一時円高も、総裁会見でやや緩和ムードに。自民党総裁選が短期的なノイズ要因。
- ユーロ圏:ECBは利下げ休止の見方が優勢。ユーロの下値は限定的。
- 英国:BOEは据え置き、量的引き締め縮小を発表。ポンドは国債市場の動向次第。
- カナダ:BOCは利下げを再開(政策金利2.50%)。今後はデータ次第のスタンス。
- 豪州・NZ:豪はCPIがカギ、NZはGDP悪化で追加利下げ期待が台頭。
- 南ア:SARBは7.00%で据え置き。インフレ見通しの修正でZARは底堅さを維持。
🔔 来週の主要イベント
- 9/22(月):自民党総裁選告示、各国PMI速報準備
- 9/23(火):独・ユーロ圏・英・米 PMI速報、OECD見通し、国連総会でトランプ演説
- 9/24(水):豪8月CPI、独Ifo景況感指数
- 9/25(木):米GDP確報、新規失業保険申請
- 9/26(金):東京都CPI、米PCEデフレーター、ミシガン大学信頼感指数
💵 通貨・ゴールド別 戦略レンジ
ドル/円(USD/JPY)
- レンジ予想:146.50–150.00
- 戦略:148.5–149.8は戻り売り。150突破は撤退。146.5付近では押し目買い短期回転。
ユーロ/ドル(EUR/USD)
- レンジ予想:1.1650–1.2000
- 戦略:1.172–1.180で段階買い。1.19手前で利確。1.20突破は厚めに利益確定。
ポンド/円(GBP/JPY)
- レンジ予想:198.00–203.00
- 戦略:198.5付近で押し目買い、200〜201で利食い。国債急変時は戻り売り警戒。
カナダドル/円(CAD/JPY)
- レンジ予想:105.50–109.00
- 戦略:107.8–108.8で戻り売り、106前半で利確。BOC据え置きなら109超へ急反発リスク。
豪ドル/円(AUD/JPY)
- レンジ予想:95.50–99.00
- 戦略:97.8–98.8で戻り売り。96前半で拾って97台で回転。CPI発表前は軽め。
NZドル(対円・対ドル)
- 見通し:GDP低迷で利下げ織り込み進む。戻り売り優勢。
南アランド/円(ZAR/JPY)
- レンジ予想:8.40–8.80
- 戦略:8.45–8.50押し目買い、8.70–8.75で利確。8.40割れは回避。
ゴールド(XAU/USD)
- 現値:3586
- レンジ:サポート 3550/3520/3485、レジスタンス 3600/3625/3650
- 戦略:3550付近で押し目買い→3600〜3625で利確。3485〜3450は長期コア買いゾーン。
📝 運用指針まとめ
- FOMC後のドル円:150試しの可能性も、オーバーシュート時は利確徹底。
- ユーロドル:米PCEが弱ければ1.19台へ、1.20突破は厚め利確必須。
- ポンド円:198割れの急落時は様子見、195〜197円帯で押し目を吟味。
📜 あとがき|“心の環境を整えることは、マーケットを見る目も整える”
今週もFX週報をお読みいただき、ありがとうございます。
職場のメンタルヘルスに関する実践的なガイドを読みながら、トレードに取り組む私たちにも共通する学びがあると感じました。WHOによれば世界人口の約6割は働いており、人生の大部分を仕事に費やすからこそ、健やかに働ける環境づくりが欠かせません。
🌱 個人としてできること
- 適度な休憩を取り、睡眠や食事のリズムを整える
- 明確なオンオフをつくり、仕事と私生活の境界線を守る
- 必要なときは周囲に相談し、支援を受ける
これは、チャートを長時間見続けて消耗しないための工夫にも通じます。
🤝 チームやコミュニティでできること
- 相手の意図を前向きに受け止める
- フィードバックは率直かつ敬意をもって伝える
- 感謝や成果を認め合い、安心感のある関係を築く
トレーダー同士の学び合いやコミュニティ参加でも、こうした関わり方が居心地のよさと継続力を生みます。
🏢 組織としてできること
- 柔軟な働き方や負担の少ない業務体制を整える
- 心の健康について話しやすい文化を根付かせる
- 支援制度やリソースをわかりやすく提供する
これは私たちが「環境要因」をどう整えるか、マーケットへの姿勢とも重なります。
✅ 結論
マーケットの波を読み解く力は、心の余裕から生まれます。
自分を大切にし、仲間と支え合い、安心できる環境を持つこと。これが、長く安定してトレードを続けるための“もうひとつの戦略”と言えるでしょう。
それでは、来週も冷静さと柔軟さを持ってマーケットに向き合いましょう。