💹 高市ショック直撃、ドル円150円突破で警戒ムード広がる
自民党総裁選で高市早苗氏が勝利し、市場は円安・株高で反応。
ドル円はついに150円台へ上昇、日経平均も史上高値を更新した。
高市氏の掲げる「積極財政・緩和継続」路線が投資家心理を刺激し、円売りが一気に進んだ。
しかし、150円は過去の為替介入水準に近く、政府・日銀による警戒感も高まっている。
今後は152〜153円を意識した展開が焦点となる。
🌍 海外勢の反応と相場動向
海外勢は“高市サプライズ”を好感し円売りを進めたが、流動性の薄い中でボラティリティが上昇。
アルゴ勢の短期売買も交錯し、急変リスクが警戒されている。
米国・中国ともに主な経済指標がなく、一方向に動きやすい地合いだ。
💶 欧州発のユーロ安がドルを押し上げ
フランスのルコルニュ首相辞任報道でユーロ売りが加速。
独仏10年債利回り格差は今年最大の89bpへ拡大し、欧州株は軟調。
ユーロドルは1.1650台まで下落し、ドル全面高の追い風となった。
💱 現在の為替水準(ロンドン時間)
通貨ペア | 現在値 | コメント |
---|---|---|
USD/JPY | 150.32 | 高市ショックで急伸、介入警戒ラインへ |
EUR/USD | 1.1674 | 仏政局不安でユーロ安進行 |
EUR/JPY | 175.49 | クロス円は上値重く反落気味 |
🗓️ この後の注目イベント
- スイス雇用統計(9月)
- 英建設業PMI(9月)
- ユーロ圏小売売上高(8月)
- ECB要人発言(ラガルド総裁ほか)
- ベイリー英中銀総裁、シュミッドKC連銀総裁講演
🔍 総括
高市政権誕生は円安再加速のきっかけとなったが、150円突破=介入リスク増大でもある。
短期的には上昇ピッチの速さを警戒しつつ、
「円安・警戒・調整」が入り混じる神経質な展開が続く見通し。