💹 +89,248 USDの勝因とジャクソンホール後の戦略
✅ トレード結果(8月18日〜8月22日)
- 週間合計: +89,248 USD
📌 勝因の整理
- GOLD(XAUUSD)の上昇を的確に捉えたこと
- パウエル講演後のドル安・金利低下を背景にゴールドが急騰。
- 3370〜3378ドルでの上昇局面を複数ポジションで利確。
- ユーロドルのドル安反発に乗れた点
- 雇用統計やPCE見通しから利下げ観測が強まり、ドル売り → ユーロ買いが進行。
- 1.17台回復の流れを押さえ、利益確定に成功。
- ポンド円のCPI上振れによる底堅さを活用
- BOE追加利下げ観測が後退した局面で押し目買い。
- 200円手前で利確し、安定的な利益を確保。
👉 一方でドル円は戻りの反落で含み益を取り切れず、課題を残す結果となりました。
🔹 通貨・商品別の戦略(8月25日週)
💵 ドル/円
- 材料:米PCEデフレーター(8/29)、次期FRB議長人事報道、日本政局(石破首相の進退)。
- テクニカル:146.20〜146.70円がサポート、148円台は上値重い。
- 戦略:147円台は戻り売り。146円割れなら145円方向へ下落警戒。
💶 ユーロ/ドル
- 材料:独Ifo景況感、ECB議事要旨、ユーロ圏景気懸念。
- テクニカル:1.1600サポート、1.1740〜1.1800がレジスタンス。
- 戦略:1.1650〜1.1700は押し目買い。ドル安なら1.18突破視野。
💷 ポンド/円
- 材料:英PMI・小売。CPIで追加利下げ観測は後退。
- テクニカル:197.50円がサポート、200円が抵抗。
- 戦略:197円台押し目買い、200円接近では利確。
🇨🇦 カナダドル/円
- 材料:CPI下振れ・米加通商摩擦・GDP(8/29)。
- テクニカル:106円割れで弱気継続。105円半ばが下値メド。
- 戦略:107円戻り売り優勢。
🇦🇺 豪ドル/円
- 材料:RBA議事要旨、豪CPI、中国経済動向。
- テクニカル:95.50円が支持、96円台後半で戻り鈍化。
- 戦略:96円手前は戻り売り。
🇳🇿 NZドル/円
- 材料:RBNZ利下げ路線継続、小売売上高(8/25)。
- テクニカル:85円付近が直近安値。
- 戦略:戻り売り基本。
🪙 GOLD(XAUUSD)
- 材料:パウエル発言後の買いトレンド継続、PCEが焦点。
- テクニカル:3360ドル支持、3380〜3400ドルが上値抵抗。
- 戦略:3350〜3360ドル押し目買い、3400ドル台で部分利確。
📝 総括
- 勝因は「ゴールド上昇の波に乗れたこと」と「欧州通貨の反発を捉えたこと」。
- 課題は「ドル円の戻り局面で含み益を取り切れなかった点」。
- 来週の戦略は「ドル安基調継続を前提に、米PCEと欧州・英指標を分岐点にした柔軟対応」。
- ゴールドとユーロドルは買い目線、ドル円・豪ドル円・加ドル円は戻り売り優先。
📌 通貨レンジ予測(8月25日週)
通貨ペア | 想定レンジ | 注目ポイント |
---|---|---|
USD/JPY(ドル円) | 145.50 〜 148.50 | PCEデフレーター、FRB人事報道、石破首相の進退 |
EUR/USD(ユーロドル) | 1.1600 〜 1.1800 | 独Ifo景況感、ECB議事要旨、米PCE |
GBP/JPY(ポンド円) | 197.00 〜 200.50 | 英CPI・小売、財政懸念、米イベント |
CAD/JPY(加ドル円) | 105.50 〜 108.00 | GDP速報値(29日)、米加摩擦、原油動向 |
AUD/JPY(豪ドル円) | 94.50 〜 96.50 | RBA議事要旨、豪CPI、中国経済指標 |
NZD/JPY(NZドル円) | 84.50 〜 87.00 | 小売売上高、RBNZ利下げ基調 |
GOLD(XAU/USD) | 3350 〜 3420 | 米PCE・ドル動向、金利低下の持続性 |
✅ ポイント
- ドル円は147円台は売り圧力、146円割れなら一段安警戒。
- ユーロドルは押し目買い優勢で、1.18トライが焦点。
- ポンド円は200円を前に上値重く、197円台が押し目候補。
- カナダドル円は戻り売り優勢、GDP次第で105円方向。
- 豪ドル円・NZドル円は利下げ観測で上値重く、戻り売りが基本。
- GOLDはドル安を背景に強気継続、3350ドル支持を軸に押し目狙い。
📜 あとがき|“腸を整える”ことと“相場を整える”こと
今週もFX週報をお読みいただき、ありがとうございます。
最近、腸の健康について専門医の視点からまとめられた記事を目にしました。ポイントは「腸は単に消化器官ではなく、免疫・代謝・メンタルを支える“土台”である」ということ。食物繊維や発酵食品、バランスの取れた栄養を意識することで腸内環境が整い、体全体のパフォーマンスも向上するそうです。
これは、トレードにも通じると感じました。
市場に向き合うとき、派手な戦略や瞬間的な利益に目を奪われがちですが、実は最も重要なのは基礎の安定です。資金管理、リスクコントロール、冷静さ──これらが「腸内環境」のように整っていれば、多少の波乱があってもブレずに対応できます。逆に、基礎が乱れていれば、わずかなショックで大きく崩れてしまうでしょう。
医師が言うように「完璧は不要、進歩で十分」。私たちもまた、毎日の小さな積み重ねでトレードの基盤を強くしていくことができます。
来週もマーケットの“消化力”を意識しながら、冷静で持続的なトレードを心がけていきましょう。
それでは、また来週!