📉 ドル売りの波は継続も、決定打待ちの様相──ISMと企業決算がカギ

💱 米雇用統計ショックの余波、じりじりとドル安進行

先週末に発表された米雇用統計の弱さを受けたドル売りが、週明けも相場に影響を与えています。ドル円は東京時間に一時146.62円まで下落するなど、軟調な動きが継続しました。

もっとも、ドルインデックス(DXY)は10日移動平均線上で踏みとどまり、7月以降のドル高トレンドが完全に崩れたとは言い難い状況。相場は「反転」か「調整」かの見極めを模索しているようです。


📉 利下げ織り込みが加速する一方で、判断はまだ流動的

市場では、9月FOMCでの利下げ期待が一段と強まり、年内に「2回以上」の利下げが織り込まれつつあります。ただしこれは、あくまで現時点での市場センチメントであり、今後の指標やパウエル議長の発言次第で再び修正される可能性も十分にあります。

💡 結論:今のところドル安ムード優勢だが、本格的な下落トレンド入りにはさらなる決定打が必要。


📅 本日の注目スケジュール(8月5日)

指標・イベント内容市場予想ポイント
🇺🇸 貿易収支(6月)月次の赤字幅に注目為替への影響は限定的か
🇺🇸 ISM非製造業景気指数(7月)サービス業の景況感51.5(前回50.8)上振れならドル反発の材料に

🗣 当局発言・決算:公式発言なしも市場はヘッドラインに敏感


💹 ロンドン時間の反応:円安主導の巻き戻し進む

ロンドン市場では、欧米株や米株先物の上昇に連動してリスクオンムードが回復。これにより円安が進行し、ドル円は147.77円まで反発しました。

クロス円も総じて上昇:

通貨ペア現在値(概算)
EUR/JPY170.51
GBP/JPY196.36
AUD/JPY95.41

加えて、「内閣府が2025年度GDP成長見通しを下方修正へ」という日経報道も、日本売り材料として意識され、円売りを後押しした可能性があります。


📌 まとめ|次の材料までは方向感出にくい展開続くか

🎯 戦略的には、短期的なリバウンド狙いと、ISMへの反応に注目した柔軟なトレードが求められます。

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