📉 米CPI前で様子見ムード広がる一日
材料難で小動き予想、為替はドル安基調継続
💱 為替市場の概況
- ドル円:147円台前半で推移。先週のドル安基調を引き継ぎ、方向感は限定的。
- ユーロドル:1.16台後半。
- ポンドドル:1.34台後半。
- ドル指数(DXY):10日線・21日線を下回ったまま推移。
- クロス円:底堅さが目立ち、EUR/JPYは172円台、GBP/JPYは198円台後半へ。
📰 政治・国際情勢
- 米中関係:トランプ大統領が中国の大豆不足に触れ、米産大豆輸出の4倍拡大を希望。高関税一時停止(12日失効予定)については、延長の可能性と中国への圧力を示唆。
- 半導体規制:英FT紙によると、NVIDIAとAMDが中国向けチップ販売収益の15%を米国に支払う方向。
- 中国経済:7月CPIは前年比±0%、PPIは-3.6%で景気停滞を示唆。ただし中国株は底堅く推移。
- ウクライナ情勢:米ロ首脳会談を15日にアラスカで開催予定。「領土交換」案が浮上するも、ゼレンスキー大統領は「ウクライナ抜きの和平はあり得ない」と反発。欧州首脳も同調。
📊 本日の主要経済指標
- 🇹🇷 トルコ鉱工業生産(6月)
- 🇿🇦 南ア製造業生産高(6月)
- 🇲🇽 メキシコ鉱工業生産(6月)
※欧米主要国からは重要指標なし
🏦 中銀動向
- ECB見通し(ブルームバーグ調査):次回利下げは12月に延期予想が優勢。これが現サイクル最後の利下げとなる可能性。12月は米関税発動前の駆け込み需要の影響が解消され、成長率・インフレ見通し(2028年まで)を初公表予定。
📌 市場ムード
- 欧米株先物はいずれもプラス圏で推移。
- リスクオン・オフともに強くなく、材料難で方向感に乏しい展開が続く見込み。