📰 市場は「関税の風待ち」か
~ 米独立記念日で静寂、レンジ志向の1日 ~
🎯 本日の市場環境まとめ
米雇用統計というビッグイベントを消化し、7月4日の米独立記念日で主要市場は休場。
市場の流動性は著しく低下しており、レンジ志向の展開が想定されます。
- 米債利回りも休場で手掛かり材料に乏しく、方向感に欠ける地合い。
- ドルは各主要通貨に対し落ち着いた動き。突発的なニュースでの短期変動には注意。
💥 注目ポイント:トランプ大統領の通商シグナル
「4日に書簡送付」「8月1日から関税適用」などの発言に注目が集まるなか、7月9日の相互関税期限を前に、各国との交渉は一段と緊張感を増しています。
- 市場では「TACO取引(暫定合意)」の可能性も意識。
- 一方で、トランプ氏の一貫性に乏しい発言は、市場の反応を鈍化させつつある。
✅ 通貨ペア別テクニカル&戦略
📉 テクニカル分析(短期~中期)を元に、本日の戦略を整理。
💵 USD/JPY(ドル円)
- 現値:143.20前後
- テクニカル:日足で下値支持帯(142.70~143.00)でのもみ合い。
- 戦略:米金利手掛かり難の中、突発ヘッドライン以外は143円台半ばでのレンジを想定。戻り売り優位。
💶 EUR/USD(ユーロドル)
- 現値:1.1760近辺
- テクニカル:200日線を明確に突破し、1.1800定着を狙う展開。
- 戦略:押し目買いスタンス継続。1.1720〜30での反発を狙う動きが中心。
💷 GBP/JPY(ポンド円)
- 現値:183.20付近
- テクニカル:中期的な上昇トレンド中。日足は上昇チャネル内。
- 戦略:日英の金融政策の方向性に乖離あり、ポンド買い継続が基本。182.80を割れなければ買い場。
🔔 本日の注目イベント
- 🇪🇺 ECB:エルダーソン理事、ビルロワドガロー総裁の講演
- 🇬🇧 BOE:テイラー委員のスピーチ
※米国は祝日のため、発言やデータ発表はなし。
📝 戦略メモ
短期トレーダーにとっては「動かない日こそ、無理しない」が鉄則。
中期トレンドに沿った逆張りではなく、順張りの構えを優先したい1日。
突発的な通商関連ニュースには過敏に反応しないことが肝要。