トランプ報道で再びドル安加速、FRB議長人事にマーケット揺れる
📉 為替相場の焦点:トランプ発言で「中銀の独立性」揺らぐ
- WSJ報道:トランプ氏が「パウエルFRB議長の後任を9月〜10月に指名する可能性」と報道
└ 候補にはハセットNEC委員長、ウォーシュ元FRB理事、マルパス元世銀総裁、ウォラーFRB理事ら“トランプ寄り”の人物が浮上
- 市場反応:中銀の独立性低下懸念からドル全面安に
- ドル円:145円割れ → 144円台半ばまで急落
- ユーロドル:一時1.17台乗せ(2021年9月以来の水準)
- ドルインデックス:年初来安値を更新中
🌐 市場環境:停戦継続 → リスクオン継続
- 中東停戦成立を背景に市場全体は安定モード維持
- 株式市場は堅調、ビットコインは買い戻し優勢、原油は戻り売り圧力強まる構図に
💬 要人発言・イベントスケジュール(今夜)
時間帯 | 発言者・イベント | 注目内容 |
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終日 | ラガルドECB総裁、ベイリー英中銀総裁、バーFRB理事 他多数 | 利下げ時期やスタンスへの言及に注目 |
不定時 | トランプ大統領発言(NATO首脳会議など) | 追加報道や指名言及に要注意 |
📊 本日の注目経済指標(米国中心)
時間帯 | 指標 | 内容と注目度 |
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21:30 | 🏛 実質GDP(Q1・確報) | 変化小予想、影響限定的(-0.2%予想) |
21:30 | 📦 耐久財受注(5月) | 景気判断の材料、振れやすい指標 |
21:30 | 📈 新規失業保険申請件数 | 24.3万件予想、労働市場悪化ならドル売り加速へ |
23:00 | 🏘 中古住宅販売成約指数 | 金利上昇で住宅減速の確認なるか |
💹 トレーダーメモ:戦略の見直しポイント
資産 | 展望 | トレード戦略 |
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💵 ドル円 | 中銀人事報道で下値警戒強まる展開 | リバウンドには慎重、戻り売り目線 |
🪙 ビットコイン | 利下げ観測強まり買い戻し本格化 | 押し目買い狙い継続、有事回避の流れ強まる |
🛢 原油 | 停戦と在庫統計受けて上昇一服・売り優勢 | 戻りは売りで対応、再下落リスクも視野 |
🔍 総括
トランプ大統領の中銀介入発言で「ドルの信認不安」が表面化。
短期的にはドル売り・ユーロ買い・円買いの流れが続きやすい一方、市場のテーマは“政治主導”に再移行中。
今夜は発言と労働市場関連データがカギ。
「トレンドに逆らわず、浅い戻りを狙う」姿勢で本日も対応します。