🌍 “戦争リスク”が為替市場を支配!
地政学不安が生むチャンス通貨を見極めろ(6月16日週)
✅ 週間成績|6月9日〜13日
💹 +15,732 USD(約244万円)
週の前半は堅調に推移していたトレードでしたが、イスラエルによるイラン核施設攻撃という重大ニュースを受け、市場のセンチメントは一気にリスクオフへ。急変に対応し、ゴールド買いでリスクヘッジを試みましたが、反発の波に乗り切れず、利益を一部削る結果となりました。
📌 今後、主戦場となる資産クラス:
- 🛢 原油
- 🥇 ゴールド
- 🇨🇭 スイスフラン
- 💵 米ドル
中東発の地政学リスクはボラティリティーの爆発装置です。急変に備えつつ、短期トレードでリターンを狙う絶好の局面に入っています。
🔍 通貨別 見通し(6月16日週)
💵 ドル/円(USD/JPY)
三大イベントに注目が集中:G7・FOMC・日銀会合
- 米国では政策金利据え置き見通しも、「ドットチャート更新」や地区連銀の景況感が波乱要因に。
- 日銀は緩和政策継続が濃厚ですが、国債買入れの縮小議論や、為替への言及が注目されます。
- 米CPI(5月)は前年比+3.7%と再加速の見込み。数字次第では円売り・ドル買い再燃も。
💶 ユーロ/ドル(EUR/USD)
通商摩擦 vs 中東リスクの板挟み
- 米の一方的な関税発動リスクが引き続きユーロの上値を重くしています。
- 一方で、中東リスクが一段と高まるとリスク回避のドル売り・ユーロ買いの流れに傾く可能性。
- 指標面では**独ZEW景況感(6月)**が材料。悪化すればECBスタンスにも影響を及ぼします。
💷 ポンド/円(GBP/JPY)
指標次第で一気に動く“トリガー通貨”へ
- 英中銀(BOE)は19日の政策決定会合で据え置き予想。
- しかし、18日発表の英CPIが想定を超える場合、年内の政策スタンス見通しに修正圧力が。
- 賃金伸びの鈍化が進行すれば、8月にも利下げ再開の可能性も台頭。
🇨🇦 カナダドル/円(CAD/JPY)
地合いは良くないが、米政策に敏感
- カナダ国内指標(住宅・小売など)はサブ要因に過ぎず、メインテーマは米通商・金融政策。
- 雇用統計後の一服感はあるが、失業率上昇と関税懸念が上値を重くしている。
🇦🇺 豪ドル/円(AUD/JPY)
米中通商の波を最も受けやすい通貨のひとつ
- G7をめぐる通商リスクや世界的な景気懸念が豪ドルの下押し圧力に。
- 重要イベントは5月雇用統計。予想上振れならタカ派的な再評価も。
- NZでは経常収支・GDPの発表があり、クロス・オセアニアの連動性に注意。
📌 今週の戦略まとめ
- USD/JPY:三大イベント通過後の動意に備え、方向性明確化を待ってポジション構築。
- EUR/USD:貿易と中東リスクの板挟み。ユーロ買い・ドル売りが交錯しやすい地合い。
- GBP/JPY:CPIサプライズがあれば、年後半の利下げ観測を一変させる可能性。
- CAD/JPY:米ドルに強く連動。ファンダメンタルズは不安定。
- AUD/JPY:米中通商に最も敏感。雇用統計がターニングポイント。
- ZAR/JPY:ボラティリティ大。トレンドフォローよりも短期スキャル向き。
📣 中東リスクとFOMCが交錯する今週は、判断ミス=損失に直結する週。
ポジションの取り方・手仕舞いのタイミングに、いつも以上の注意が求められます。
📘【あとがき|“相場”と“関係性”に飲まれない、自分の保ち方】
マーケットの世界も、恋愛や人間関係も、深く関わるほど“自分らしさ”が揺らぐものです。特に今週のように、FOMCやトランプ関税発言といった外的要因が感情を揺さぶる時は、相場に合わせる=相手に合わせることで、いつの間にか“自分”が迷子になりがちです。
そこで、今週のあとがきでは「自分軸を保つ4つの戦略」をお届けします:
🎨 ① 自分だけの趣味を持つ
チャート分析も大事。でも、そればかりじゃ息が詰まる。相場から離れて読書や散歩、クラフトや楽器など、**他人に左右されない“自分だけの熱量”**を持つことが、感情の安定に直結します。
👥 ② パートナー以外の人間関係も大切に
友人との会話、家族との時間、同業トレーダー仲間との情報交換。自分の世界が一人の相手だけに閉じないことは、トレードでも思考の柔軟さを生みます。
📍 ③ 自分の“スペース”を確保する
たとえば、モニターの前の30分は“集中ゾーン”。あるいはお気に入りのカフェでノートを広げる時間を“自分会議”に。**「ここだけは自分の領域」**と決めることが、軸の強さにつながります。
🗣 ④ 本音で伝え合う
自分を見失わないためには、**相手に“察して”もらうのではなく、言葉で“伝える”**ことが重要です。相場でも、感情に任せてロットを上げてしまう前に、“なぜそう感じたのか”を自分で言語化してみましょう。
このようにして、相手(=相場)に合わせすぎず、自分を大切にすることが、長く安定して勝ち続ける鍵なのかもしれません。
恋もトレードも、「共にいる」ことと「自分を捨てる」ことは違うのです。
来週も、しなやかに、そして自分らしく向き合っていきましょう。