+33,654 USD FRBパウエル議長、ついに利下げを表明!ドル売り戦略を再検討

8月19日~8月23日のトレードで、合計+33,654 USDの利益を上げました。

今週は、エムポックス感染がアジア(フィリピン、タイ)にも広がっているというニュースを受け、新型コロナの際と同様に、各国での入出国規制強化による航空機運航停止を見越して、久しぶりに原油を売りに出ました。新型コロナの拡大時には原油価格が70ドル台からマイナス35ドルまで急落した経験があります。

今回も同様に、74ドル後半で売りを入れた原油が週の中頃には71ドル台前半まで下落したため、エムポックス感染者がさらに報告されれば、原油価格はさらに10ドル以上下げるだろうと予想していました。しかし、新たな感染者が報告されなかったため、価格は一気に建値まで戻ってしまいました。結果、大きな含み益を出しながらも損切りで終わるという残念な結果となりました。

もちろん、エムポックスの感染拡大が止まったことは良いニュースですが、トレーダーとしては、感情を排除し、利益を最大化することが重要だと考えています。今後もエムポックス関連のニュースには注意を払い、再度感染が拡大するようであれば、原油売りのポジションを再度取る予定です。

今後の注目ポイント

1. パウエルFRB議長が利下げを表明

パウエルFRB議長は、ジャクソンホール会議で「利下げの時が来た」と明言しました。彼は、インフレ率が目標の2%に向かって持続的に低下していると確信を深めており、9月のFOMCで利下げが開始される可能性が高まりました。また、労働市場のさらなる冷え込みを避ける意向も示し、今後の利下げ幅が0.25%を超えるかどうかは、今後の経済データ次第となります。この発言を受けて、米ドルの売り目線を継続する方針です。

2. 日銀の追加利上げの可能性

日銀の植田和男総裁は、経済と物価が見通し通りに推移すれば年内に追加利上げを実施する意向を示しました。総裁は、現行の金利水準が依然として緩和的であると強調し、今後の利上げの可能性を示唆しています。これを受け、日本円の買い目線を維持し、ドル円に関しては売りポジションを狙っていく予定です。

各通貨の注目ポイント

米ドル(USD):中立から売りへ
ドル円は、23日に予定されている植田日銀総裁の発言やパウエルFRB議長の講演が注目される中、米7月PCEデフレーターと8月東京都区部CPIが焦点となります。特にPCEデフレーターの伸び率が予想を下回れば、9月のFOMCでの利下げ幅が拡大する可能性があり、ドル円の上値を抑える要因となるでしょう。地政学的リスク、特に中東情勢やウクライナ戦争も引き続きドル相場に影響を与えるリスク要因です。

日本円(JPY):中立から買いへ
円相場は、自民党総裁選や日本国内の指標、特に8月東京都区部CPIの結果に注目が集まります。さらに、植田日銀総裁の発言が追加利上げを示唆する場合、円相場が上昇する可能性があります。日米の金融政策の方向性が引き続き円相場を左右する見込みです。

ユーロ(EUR):中立
ユーロドルは、8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)を注視しつつ、9月のECB理事会での利下げの可能性を探る展開となるでしょう。地政学的リスクが引き続きユーロの上値を抑える要因となり、ウクライナ戦争の展開もユーロ相場に影響を与える可能性があります。

豪ドル(AUD):買い
豪ドルは堅調な動きを維持する見通しです。RBAの議事要旨では、インフレが持続的に目標に戻るには時間がかかるとされており、他国よりも利下げが後ろ倒しになることが確実視されています。特に米FRBやRBNZとの政策の違いが豪ドルを支える要因となっています。

ニュージーランドドル(NZD):売り
NZドルは、RBNZが利下げを決定したことで上値が重くなりそうです。NZの経済指標に注目が集まる一方で、利下げの影響がNZドルを圧迫する可能性が高いです。

南アフリカランド(ZAR):中立から買いへ
南アフリカランドは底堅い推移が予想されます。7月のCPIが大幅に低下し、SARBの利下げ予想が高まる中、インフレ抑制による経済好転への期待がZARを支える要因となりそうです。ただし、地政学的リスクが高まった場合には、ZARが影響を受ける可能性があるため、注意が必要です。

英ポンド(GBP):中立
ポンドは、不確実な動きが続く見込みです。BOEの追加利下げをめぐる不透明感が強く、英中銀関係者の発言や今後の経済指標がポンド相場に影響を与える可能性があります。住宅市場やPMIの結果も、ポンドの方向感に影響を与えるでしょう。

カナダドル(CAD):中立から売りへ
加ドルは、対ドルで底堅い動きを維持しつつも、BOCの9月会合での追加利下げ観測が上値を抑える要因となりそうです。7月のCPIが予想通りの結果であったことからも、インフレ圧力の弱まりが続く中、加ドルの上値は限られそうです。

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