🗓【2025年6月24日(火)】トランプ・ショックは一服か?為替は「有事のドル買い+円売り」が継続中

💥 地政学リスクと市場反応

週明けは、米国によるイラン核施設への「バンカーバスター」使用という急報が市場を直撃。事前に「2週間以内の判断」とされていただけに、想定外のタイミングでの実行がリスク回避の連鎖を招きました。

原油価格は急騰するも、急速に上げ幅を縮小
株式市場も徐々に冷静さを取り戻し、アジア株はまちまち
為替市場ではドル円が145円台後半へ上昇、クロス円も買い戻され「円売り主導」の流れが鮮明に

一方で、イラン議会が「ホルムズ海峡の封鎖を可決」との報もあり、市場には再び緊張が走る可能性も。もっとも、封鎖実行には国家安全保障最高評議会の決定が必要で、対中関係なども考慮すれば実行の可能性は限定的とみられます。

💱 為替の見通し

ドル買い・円売りが優勢。とくに日本円とニュージーランドドルが軟調
「有事のドル買い」が再開しており、ドルインデックスは堅調に推移
日米金利差の縮小観測が後退し、円安圧力が再燃

一方で、イランの報復が米中東拠点に及べば、マーケットは再び大きく反応する可能性も。短期筋は地政学リスクに対するニュースヘッドラインを注視しながらの神経質な展開が続きそうです。

📊 本日の注目イベント・経済指標

\欧米PMI速報(6月)\がメイン材料:

| 地域 | 指標 | 予想 | 備考 |
| — | – | | |
| 🇫🇷フランス | 製造業・非製造業PMI | 小幅改善 | 市場反応は限定的か |
| 🇩🇪ドイツ | 同上 | 小幅改善 | ユーロ圏の牽引役として注目 |
| 🇬🇧英国 | 同上 | 小幅改善 | ポンド動向に直結 |
| 🇺🇸米国 | 製造業PMI(22:45) | やや悪化予想 | 総合PMIは52.1(ユーロ圏より堅調) |
| 🇺🇸米国 | 中古住宅販売(23:00) | 減少予想 | 市場インパクトは限定的 |

🎤 要人発言

ラガルドECB総裁
ウォラーFRB理事
ウィリアムズNY連銀総裁
ナーゲル独連銀総裁 など
⇒ 特にウォラー理事とウィリアムズ総裁のスタンス変化には要警戒。

🎯 トレーダー戦略メモ

「米ドル買い+円売り」が基本線。短期トレンドは円主導でリスク選好に転じている点も見逃せない
ホルムズ海峡の封鎖関連報道やイスラエル側の攻撃再開にマーケットは神経質に反応するため、突発ニュースには注意
22:45の米PMI発表後の値動きが、本日の転換点になり得る

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