📊 トレード週報(8月25日〜29日)
週間損益:+22,159 USD
✅ 今週の振り返り
ユーロ関連の取引ではマイナスとなったものの、ゴールドの上昇局面を的確に押さえたトレードが収益を押し上げ、全体ではプラスを確保しました。
ドルは売り圧力が優勢となりながらも、経済指標や政治リスクに左右され、方向感に乏しい一週間となりました。
🌟 マーケット概況(8/25〜8/29)
- 米国
・クックFRB理事の解任騒動により、金融当局の独立性への疑念が強まりドル売り材料に。
・一方、GDP改定値(+3.3%)が上振れし、失業保険申請件数の減少も加わってドル買い支えに。 - 欧州
・フランスでの政局不安が引き続き重荷。9月8日の信任投票まではユーロの上値を抑える要因。 - 日本
・自民党総裁選の前倒し観測が浮上し、政治要因として相場に影響。 - 全体感
・米PCEは市場予想通りで無風。
・次の注目は 9/4 ADP雇用統計・9/5 NFP。ここでドルの方向性が改めて試される見通し。
📊 主要通貨ペア・ゴールド予想レンジ表
通貨ペア | 想定レンジ | サポート水準 | レジスタンス水準 | コメント |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | 146.00 – 148.00 | 146.20 / 146.00 | 147.70 / 148.10 | 戻り売り優勢、146割れ注意 |
EUR/USD | 1.1600 – 1.1750 | 1.1600 | 1.1740 / 1.1800 | 押し目買い優勢、1.18が壁 |
GBP/JPY | 197.50 – 200.00 | 197.50 | 200.00 | 押し目買いも200円前で利確意識 |
CAD/JPY | 105.50 – 107.50 | 105.50 / 106.00 | 107.00 / 107.50 | 弱含み基調、戻り売り中心 |
AUD/JPY | 95.50 – 96.50 | 95.50 | 96.00 / 96.50 | 上値重く戻り売り有利 |
NZD/JPY | 85.00 – 87.00 | 85.00 | 86.50 / 87.00 | 基調は戻り売り優勢 |
ZAR/JPY | 8.30 – 8.50 | 8.30 | 8.48 / 8.50 | 押し目買い狙いだが上値限定的 |
GOLD | 3420 – 3500 USD | 3420 / 3395 / 3360 | 3450 / 3475 / 3500 | 押し目買い継続、短期は3440前後が好機 |
📜 あとがき|“見えない要因”を見極めることが生存戦略になる
今週もFX週報をお読みいただきありがとうございます。
「不安障害」と思っていた症状が、実は別の病気だった──。医療の世界ではよくある話だそうです。たとえば POTS(体位性頻脈症候群) や 甲状腺機能亢進症、副腎不全 など、動悸・息切れ・疲労・めまいといった症状は、不安やパニック発作と区別がつきにくいといわれます。正しい診断には、丁寧な検査と冷静な視点が不可欠です。
これは、私たちが向き合うマーケットも同じです。価格の乱高下を「リスクオフ」や「金利要因」と早合点することは簡単ですが、背景にあるのは地政学リスクなのか、資金フローなのか、あるいは一時的な誤認識なのか──“原因の見極め”を誤ると、大きな判断ミスにつながります。
医療における誤診と同じく、トレードでも「一見同じに見える症状」に惑わされないことが重要です。マーケットの動きが示す“症状”の奥にある構造を探り、必要ならセカンドオピニオン(複数のデータや視点)を取り入れる姿勢が、生存と成長の分かれ道となるでしょう。
来週も、数字の裏に潜む本質を見抜きながら、落ち着いたトレードを心がけていきたいと思います。
それでは、また来週。