【トランプ関税の“毒気”やや後退、ドル安基調も落ち着きの兆し】

― パニックモードは一服。次の焦点は各国との交渉フェーズへ ―


■ 市場センチメント:値動きは一服も、ボラティリティは依然高水準

今週に入り、トランプ関税をめぐる“攻撃性”が一部緩和され、為替・株式ともにリスクプレミアムの一部巻き戻しが進んでいます。

📌 現在の市場は「全面対立」から「外交戦略への移行」という局面。
極端なパニックやフローは減少傾向だが、交渉進展がなければ再び逆流リスクあり


■ 通貨別のテーマ:ポンドは買い優勢、円はまだ下値に警戒を


■ 注目経済指標(本日・日本時間)

時刻指標通貨市場予想注目度
21:30🇨🇦 カナダCPI(3月)CAD前年比 +2.9%(前回 +2.8%)★★★★☆
21:30🇺🇸 米輸入物価指数(3月)USD+0.2%★★☆☆☆
21:30🇺🇸 NY連銀製造業景気指数(4月)USD-13.5(前回 -20.0)★★★☆☆
時間未定🇩🇪 ZEW景況感指数(4月)EUR10.0(前回 51.6)★★★☆☆

🧠 補足メモ:


■ 注目イベント・発言

イベントポイント
🇪🇺 ECB銀行貸出調査(BLS)銀行セクターの融資態度を通じて、利下げ圧力の強弱を測る手がかり
🇺🇸 米主要企業決算J&J、シティ、バンカメなど発表 → 株式市場のリスク選好に影響
📉 中央銀行関係者の講演予定は少なく、本日はマーケットの自律反応が主体

✅ トレード戦略まとめ(4/16)

通貨ペア戦略注目ゾーン
USD/JPY戻り売り146.00〜146.50は重さ継続。サポート144.80前後
CAD/JPY指標次第で買い反転へCPIが予想上振れなら一気に106円台試しへ
GBP/USD押し目買い英米FTA期待で下値堅め。1.2630〜1.2680は買い場
EUR/USD1.1050を基準に上下へ展開ZEW次第で1.10割れも視野に入る
AUD/USDレンジ型対応中国経済鈍化で90.60〜91.20の狭いボックスが続く想定

🧭 結論:波風は収まりつつあるが、材料次第で再燃余地あり

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です