ドル円150円手前の調整、リスク警戒の中で戻り売りの動きが強まる

昨日のドル円は海外市場で一時149円98銭まで上昇し、150円の節目に迫りました。その後、米債利回りの低下によるドル売りや利益確定の動きが重なり、149円45銭まで調整しました。昼過ぎに一時149円75銭付近まで戻したものの、中国リスクを背景に149円44銭まで再び下落。中国や香港株の急落や人民元安が市場心理を冷やし、ドル円は上値の重い展開に。

さらに、米大統領選でのトランプ氏優勢観測も、中国売りの背景となり、リスク回避ムードが漂っています。ドル円は150円付近での売り圧力が確認され、149円前後までの下落余地があるとみられます。

ユーロドルは1.08台から1.0885まで下落し、戻りが重い状況。ユーロ円やポンド円、豪ドル、NZドルも円買い圧力が強まり軟調に推移しています。ドル買い・円買いが進行しており、クロス円はドル円以上に下げ幅が拡大するリスクが意識されています。

本日は21:30に発表予定のカナダ消費者物価指数(CPI)に注目しており、カナダドルに動きが出た場合にはエントリーを検討予定です。

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