ニュージーランドドル米ドル（NZD/USD）：ニュージーランド準備銀行の金融政策会合の結果待ち

ニュージーランドドル米ドル（NZD/USD）：ニュージーランド準備銀行の金融政策会合の結果待ち

現行のトレンド

NZD/USDペアは0.6126付近で修正の動きを続けています。ニュージーランドドルの動向は、明日03:00（GMT+2）に行われるニュージーランド準備銀行（RBNZ）の金融政策会合の結果に依存します。

アナリストは、インフレと雇用目標の達成が不十分であるにもかかわらず、RBNZが金利を5.25％から4.75％に50ベーシスポイント引き下げると予想しています。本日発表された年次報告書でもそれが確認されました。RBNZのエイドリアン・オア総裁は、インフレが前年同期比6.0％から3.3％に低下し、大きな進展があったと述べました。しかし、彼は当局が経済への追加的な圧力を避け、指標の迅速な回復に貢献するために慎重に行動する必要があると強調しました。

一方、アメリカドルはUSDXで102.10で取引され、先週末の高値から後退しています。セントルイス連邦準備銀行のアルベルト・ムサレム総裁は、緩やかな金融政策を支持し、将来のFRB会合での金利引き下げを提唱していますが、インフレ低下の軌道はまだ十分に安定していないと警告しました。木曜日の14:30（GMT+2）には、9月の消費者物価指数が前年同月比で2.5％から2.3％、前月比で0.2％から0.1％に鈍化すると予想されています。コア指数も3.2％付近で推移し、0.3％から0.2％に修正される見込みです。これは、FRBが「ハト派」的な姿勢を継続するための重要な根拠となります。

サポートとレジスタンス

取引ペアは、上昇チャネル0.6280–0.6200のサポートラインから後退しています。

テクニカル指標はほぼ売りシグナルを示しています。アリゲーター指標の高速EMAはシグナルラインから離れ、AOヒストグラムは移行レベル以下で下向きのバーを形成しています。