米大統領選でトランプ氏優勢、ドル買い進むも調整に要注意

本日の相場は米大統領選が主役。開票が進む中で、現時点ではトランプ氏が優勢と伝えられており、いわゆる「トランプトレード」が再び市場を席巻、ドル買いが強まっています。ドル円は一時151円台から154円台まで急伸し、日経平均も1000円超の上昇を記録しています。

ただ、相場は次第に冷静さを取り戻すと見られます。下院の支配権が未確定であるほか、仮にトランプ氏が当選すれば、貿易摩擦の再燃が懸念され、中国やメキシコ、そして欧州や日本にも影響が出る可能性があります。香港株が大幅に下落しているほか、欧州株先物も弱含みの推移を見せており、ドル高の動きが調整される可能性もありそうです。

本日の注目経済指標とイベント

今後の海外市場では以下の指標発表が予定されています。

さらに、米企業決算ではCVSヘルス、クアルコム、アーム、ギリアド・サイエンシズ、リフトなども予定されており、市場の注目を集めそうです。

ドル高相場の調整リスクに注視

事前にある程度ドル高が進行していたこともあり、現在のドル買いには利益確定売りのリスクが伴います。相場は急激な動きに対して反発が生じやすく、さらなる調整が入りやすい局面とも考えられます。今後の展開を慎重に見守り、利益確定の動きが強まるかどうかを注視していく必要があります。

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