米FOMCで50bp利下げ決定!不透明感が晴れたが、今後のドルはどうなる?

昨日発表された米FOMCでは、予想通り50bpの大幅な利下げが決定されました。パウエルFRB議長は、今後の政策の焦点をインフレ対策から雇用情勢へと移すことを示唆し、市場では年内にさらに75bpの追加利下げが見込まれています。

発表後の市場は大きく動き、ドル円は142円前後から一時140円台半ばまで下落する場面もありましたが、最終的には142円台へと戻しました。東京市場でも日経平均が1000円を超える上昇を見せ、ドル円も143円台に急伸するなど、リスク選好の動きが広がっています。

しかし、米ドルの中長期的な見通しは依然として弱含みです。特に、FRBが大幅利下げに舵を切ったことで、米ドルに対する売り圧力が今後も強まる可能性が高いとみられます。

本日の注目イベント: 本日は、英中銀金融政策委員会(MPC)の結果が発表されます。市場では政策金利据え置きが予想されていますが、前回の僅差での利下げ決定を受け、今回の投票結果に注目が集まっています。また、ノルウェー中銀、トルコ中銀、南アフリカ中銀の政策金利発表も予定されています。

米国では、新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀景況指数などの経済指標が発表され、特に雇用関連指標に市場の注目が集まっています。

戦略: 今回の50bp利下げは、市場にある程度織り込まれていた部分もあり、直後にUSD買いが発生しました。しかし、大幅利下げによって、米ドルの中長期的な見通しは売りが優勢になる可能性があります。今後の相場展開を注視しながら、米ドル売りの方向でエントリーポイントを探していく予定です。

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