米FOMCと日銀決定会合通過後、ドル円144円台突入!植田日銀総裁会見に注目
今週は米FOMCや英MPCに続き、日本でも日銀の決定会合が行われました。本日発表された日銀の政策金利は市場予想通り据え置きとなり、その後のドル円は142円台後半から一時142円を割り込む場面も見られましたが、その後再び144円台へと急上昇しました。
市場の焦点は午後3時30分から予定されている植田日銀総裁の会見です。今回の日銀決定会合では、個人消費に対する評価が「緩やかな増加基調」に上方修正され、経済の回復を示唆する内容でした。一方、急激な円高が続いたことで、インフレ抑制や株式市場の不安定化といった影響も無視できません。
植田総裁の会見では、金融政策正常化に対するスタンスや、急激な円高・株式市場への影響にどのような柔軟性を持つのかが焦点となります。市場では会見内容次第でドル円のさらなる動きが予想されており、円安トレンドが続く可能性に注目が集まっています。
本日の注目イベント: 本日は主要な米経済指標の発表は予定されていませんが、欧州やカナダなどでの経済指標発表が予定されています。さらに、ECBのラガルド総裁やIMF専務理事の対談、フィラデルフィア連銀総裁の講演も注目ポイントです。
戦略: 現時点でドル円は144円台へ突入しており、植田総裁の会見後の市場反応に注目が集まります。特に、利上げの見通しが後退するようであれば、さらなる円安トレンドが続く可能性があります。本日は引き続き円安目線でのトレードを行う予定です。