🌍 市場概況:週末を前に調整ムードか
今週はドル高・円安トレンドが顕著に進行。とくに米英貿易協定締結が市場のリスク選好を高め、トランプ政権初の大型合意として注目されました。これをきっかけに、他国との交渉にも期待が広がる一方、中国・EUの対抗姿勢や、日本・韓国などとの実務的交渉の難航も想定されています。
💵 金利と政策イベントの影響
- FOMC:政策金利は据え置き
- 英中銀(BOE):0.25%利下げ実施
英MPCでは票が割れ、据え置きを主張したメンバーが2名いたことが一時的にポンド買いを誘発。しかし、パウエルFRB議長が利下げ要求に屈しない姿勢を示したことで、全体としてはドル高地合いが継続しました。
📉 週末の見通し
- 米主要指標・企業決算は材料乏しい
- 今週進んだトレンドへの週末調整圧力が意識されるタイミング
📊 今夜の注目指標
- カナダ雇用統計(4月)
- 雇用者数:+0.5万人(前回▲3.26万人)
- 失業率:6.8%(前回:6.7%)
- 労働参加率:65.3%(前回:65.2%)
→ CADは指標発表直後にボラティリティが高まる可能性大。
🗣 注目の当局者発言
【英中銀】
- ベイリー総裁
- ピル・チーフエコノミスト
【FRB】
- バー理事、クーグラー理事
- ウィリアムズ(NY)
- バーキン(リッチモンド)
- グールズビー(シカゴ)
- ウォラー理事
→ FOMC後の発言ラッシュで市場センチメントの修正や転換が起こりやすい。
✅ 戦略方針
- GBP:買い目線を維持
- 貿易合意・据え置き票の影響から、下値は堅い構造
- CAD:雇用統計次第で短期勝負
- サプライズがあれば一気にトレンド発生の可能性あり