📊 2025年3月19日 – 日米金融政策は据え置き見通し、円安の流れ続くか?
今週の注目イベント日銀金融政策決定会合と米FOMCが迫る中、いずれも政策金利は据え置きとなる見通しが強まっている。
市場では、「6月の日銀利上げ」および「6月のFOMCでの利下げ」が既に織り込まれつつあるが、今回の会合でどこまで明確なシグナルが出るかが焦点となる。
市場は今のところ、ドル円は150円方向への上昇を継続、円売りがやや優勢の展開となっている。
📉 市場の注目ポイント
📌 1. 日銀の政策金利発表(3月19日)
- 政策金利は現状維持の見通しだが、植田総裁が6月の利上げについてどのようなトーンを示すかがカギ。
- 春闘での大幅な賃上げ結果を受け、日銀の引き締め方針が強まる可能性も。
- 市場の注目: 円安が続くか、それとも利上げ観測で円買いに転じるか?
📌 2. FOMC(3月19日 – 20日)
- 市場は6月利下げ開始、年内3回の利下げを予想。
- パウエル議長が利下げに慎重な姿勢を示せば、ドル買い戻しが起こる可能性も。
- 市場の注目: 利下げ見通しが後退すれば、米ドルが再び上昇する展開も考えられる。
📌 3. カナダ消費者物価指数(CPI)発表(3月19日 21:30)
- 市場予想:
- 前月比: +0.6%(前回+0.1%)
- 前年比: +2.2%(前回+1.9%)
- 予想以上のインフレ加速なら、カナダ中銀(BOC)の利下げペースが鈍化する可能性。
- 市場の注目: CPI結果が良ければ、カナダドルの買い戻しが入る可能性あり。
📌 4. GOLD(XAU/USD) – 3000ドル突破の勢い継続?
- 金価格は史上最高値圏を維持、買い圧力が続いている。
- トランプ政権の貿易摩擦、地政学リスク(ロシア・イラン・イスラエル)などが安全資産需要を高めている。
- 市場の注目: 押し目が来れば買いチャンスだが、過熱感もあり、慎重なエントリーが求められる。
📈 主要通貨ペアの見通し
📉 ドル円(USD/JPY)
📌 方向性: 150円突破の可能性、FOMC次第で流れが変わる展開
- 日銀のハト派スタンスが続くなら、円安基調が維持される可能性
- FOMCが利下げに慎重な姿勢を示せば、米ドル買い戻しが強まり、150円超えも視野に
📉 予想レンジ: 149.20 – 150.50円
📈 ユーロドル(EUR/USD)
📌 方向性: 独財政改革案の可決でユーロ上昇も、FOMC次第で流れが変わる
- ドイツの財政拡張がユーロを支える要因
- ただし、FOMCで米利下げ観測が後退すれば、一時的にユーロ売りも
📉 予想レンジ: 1.0850 – 1.1000ドル
📈 ポンド円(GBP/JPY)
📌 方向性: BOE(英中銀)MPCに向けてポジション調整が進む展開
- 米FOMCの結果次第で、ポンド円は150円方向に動く可能性
- BOEの政策スタンスが依然タカ派寄りであるため、ポンドの下支え要因にはなりそう
📉 予想レンジ: 189.50 – 192.50円
📈 本日の戦略
✅ 21:30 カナダCPI発表後のカナダドル(CAD)に注目!
✅ GOLDは3000ドル超えの買い圧力が継続中、押し目買いを狙う
✅ FOMC前にドル円はレンジでの推移、短期的なブレイクポイントを意識
📉 本日はまず、21:30のカナダCPI発表後の値動きを確認し、エントリー戦略を練る! 📊