📊 2025年3月21日 – FOMC通過、米経済指標と英MPCが焦点
今週の最大のイベントだった日銀金融政策決定会合と米FOMCを通過し、市場は次の動きを模索する展開。
ドル円(USD/JPY)は150円の上値を試すも、148円台に押し戻される動きが見られ、
ユーロドル(EUR/USD)は1.09付近で高止まりするなど、ドル売り一服の流れになっている。
今後の焦点は**英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)**と、米経済指標の内容次第でのドル買い戻しの可能性に移る。
📈 本日の市場の焦点
📌 1. 英中銀(BOE)政策金利発表(3月21日 21:00)
- 政策金利は4.50%で据え置きがコンセンサス
- 前回のMPCでは7対2で利下げ派が拡大、今回はさらに緩和スタンスが強まるかが焦点
- 市場の注目:
- 声明文や投票結果で利下げのトーンが強まれば、短期的なポンド売りの可能性
- 春季予算案(3月26日)を控え、金融サイドからの支援要請が出るかも焦点
📌 2. 米経済指標(3月21日 21:30以降)
- 経常収支(2024年Q4):-3300億ドル(赤字幅拡大予想)
- フィラデルフィア連銀景況指数(3月):9.0(前回18.1から低下予想)
- 新規失業保険申請件数(3月9日~3月15日):22.4万件(前回22.0万件から増加予想)
- 景気先行指数(2月):-0.2%(前回-0.3%から回復予想)
- 中古住宅販売件数(2月):395万件(前回408万件から減少予想)
✅ 市場の注目ポイント
- 米景気の減速がさらに確認されるか?
- 指標が予想より弱い場合 → ドル売り継続
- 指標が予想より強い場合 → 短期的なドル買い戻しが発生する可能性
📌 3. EUR/USD – ユーロは上昇の勢いが一服
- ドイツ議会で財政改革案が可決され、ユーロの支えに
- しかし、ウクライナ情勢の緊迫化がリスクオフの流れを強める要因に
- 米FOMC後のドル売り一服感が広がり、ユーロの上値は重い展開
📌 4. スイス・スウェーデン・南ア中銀政策金利発表
- スイス中銀(SNB):25bpの利下げ予想
- スウェーデン(Riksbank)・南ア(SARB):据え置き予想
- 南ア中銀がタカ派発言をすれば、一時的なランド買いが入る可能性も
📌 5. 米主要企業決算
- ナイキ、フェデックス、アクセンチュア、レナーなどが発表予定
- 米企業決算が好調ならリスクオン → 一時的なドル高要因に
📉 主要通貨ペアの見通し
📉 ドル円(USD/JPY)
📌 方向性: FOMC通過後のドル買い戻しに注目
- 148円台へ押し戻されたが、150円突破の可能性は残る
- 米経済指標が予想より強ければ、短期的にドル円が上昇する可能性
📉 予想レンジ: 148.00 – 150.50円
📉 ユーロドル(EUR/USD)
📌 方向性: 1.09で高止まり、米ドル次第で動く展開
- ドイツ財政改革がユーロの支え
- ウクライナ情勢の不透明感がリスクオフ要因に
- 米ドルの買い戻しが進めば、1.09を割り込む可能性も
📉 予想レンジ: 1.0850 – 1.0950ドル
📉 ポンド円(GBP/JPY)
📌 方向性: BOEの金融政策次第、米ドル動向も影響
- BOEがハト派姿勢を強めれば、短期的にポンド売り
- 春季予算案を控えた市場の反応に注目
📉 予想レンジ: 189.00 – 193.50円
📈 本日の戦略
✅ 21:00 – 英BOE政策金利発表後のGBPの反応をチェック!
✅ 21:30 – 米経済指標後のUSDの動きを確認、米ドル買い戻しの可能性に注目!
✅ EUR/USDは引き続き戻り売り戦略、1.0950を超えなければ売り継続!
✅ GOLDはFOMC後の調整が入るか注視、押し目買いを検討!
📉 FOMC通過でUSD売りが一服、今後の動きは米経済指標次第。慎重にエントリータイミングを見極めることが重要! 📊