⚠️ 米金融見通しに陰り、株安波及でドル円は“154円攻防戦”へ

📰 マーケット概況

米国株は前日の上昇から一転し、主要3指数がそろって大幅下落。
市場は「利下げ期待 → 失望」に切り替わりつつあり、投資家の慎重姿勢が強まっている。

下落の背景としては、

つなぎ予算成立で政治面は落ち着いたが、「経済の本当の状態が見えない」点がリスクオフに傾く要因となっている。


💱 為替:ドル円は155円手前で失速しレンジ入り

ドル円は155円にタッチ後、利益確定売りが入り反落。
現在は 154円台後半の狭いレンジにとどまっている。

通貨ペア現在値コメント
USD/JPY154.67米株安で伸び悩むが、円キャリーは続く
EUR/USD1.1621GDP改定値待ちで小動き
GBP/USD1.3159英財政不安が上値の重し

ドル自体は強さを保っているものの、
株安と利下げ観測の揺れで、強弱材料が入り混じる相場となっている。


🇬🇧 ポンド:財政関連報道で一段安

ポンドは弱含み。
英FT紙が「所得税率引き上げを見送る可能性」を報じたことで、
財政運営への懸念が広がり、売り圧力が強まった。

一度1.3108まで売られた後、1.32台まで持ち直したが、
再び失速しており方向感の出にくい展開が続いている。


🗓 本日の主な経済指標

時刻(日本)指標内容注目度
12:30香港GDP(確報)Q3
19:00ユーロ圏GDP(改定)Q3★★
19:00ユーロ圏貿易収支9月
22:30カナダ製造業・卸売売上高9月★★

ユーロ圏GDPは据え置き予想だが、
大幅改定があれば短期的にユーロが動きやすい。


🗣 主要要人発言

氏名所属発言テーマ
エスクリバ総裁スペイン中銀景気認識
ブイチッチ総裁クロアチア中銀金融政策
レーン理事ECB物価動向
ローガン総裁ダラス連銀インフレ分析
ボスティック総裁アトランタ連銀利下げ時期
シュミッド総裁KC連銀(投票権あり)12月FOMCの見方

年内利下げの可否に言及があれば、ドルは大きく動く可能性が高い。


🎯 トレード戦略(刷新版)

スタンス戦略ねらい
短期154.80〜155.00で戻り売り株安の圧力から上値は重くなりやすい
中期154.20付近で押し目買い利下げ観測の後退は円安要因
警戒要因米株の調整幅、FRB発言小さな材料でもブレやすい

🧭 まとめ(簡潔版)

📌 ドル円:154円台キープが当面の焦点
📌 株安が続けば円高圧力も
📌 大きな方向は雇用統計まで出にくい

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