円安一服、東京市場再開で戻り売り優勢 ドル円154円台で上値重く推移


💹 ドル円:財務相発言で円買い戻し、153円台へ一時反落

三連休明けの東京市場では、ドル円が154.48円を高値に反落し、
一時153円台前半まで下落した。
先週末から続く円安地合いのなかでも、154円台では上値が重く、
高値警戒感による調整売りが強まった格好だ。

片山財務相は為替動向について、

「一方的で急激な動きがみられる」
「強い緊迫感を持って注視している」

と発言。これを受けて市場では円買いが先行し、
短期筋による利確やキャリートレードの一時巻き戻しが見られた。

一方で、高市首相の発言は円安要因として意識された。

「インフレはまだ日銀の目標を持続的に達成していない」
「日銀が適切な金融政策を実施することを期待している」

このコメントは利上げ圧力を抑える内容と受け止められ、
市場では「現状維持の正当化」として円売り再開の材料になっている。

📍結果として、ドル円は円売り継続と円買い戻し圧力が交錯する展開。
153〜154円台を中心に神経質な値動きが続いている。


🏦 政策・発言サマリー

発言者内容市場インパクト
片山財務相「円安進行に強い緊迫感」「急激な動きを懸念」円買い戻しの引き金
高市首相「インフレは未達」→緩和容認発言円売り圧力を下支え
ECB当局者ラガルド・レーン・ナーゲルら講演政策安定の再確認
FRB・BOE要人ボウマン(FRB副議長)・ブリーデン(BOE副総裁)ら発言予定ドルの方向感左右の可能性

🌍 海外動向:材料難で調整優勢、欧州・英国も注目発言

米国では政府機関閉鎖の影響で、
主要統計の発表が延期されており、材料難の展開。
市場は短期的なポジション整理主体となっている。

欧州ではECB当局者の講演が相次ぐが、
インフレ目標到達を背景に「安定フェーズ入り」との見方が支配的。

英国ではポンドが軟化。
FT紙が報じた「リーブス財務相による増税発言」が嫌気され、
ポンドドルは1.3130→1.3107まで下落した。


📊 本日夜の注目指標・イベント

地域指標・イベント内容注目度
🇫🇷 フランス財政収支(9月)赤字拡大ならユーロ売り圧力★★
🇧🇷 ブラジル鉱工業生産指数(9月)新興国リスク感応度に影響★★
🇪🇺 ユーロ圏ECB要人講演多数政策トーン維持確認へ★★★
🇺🇸 米国統計発表は延期(政府閉鎖影響)材料不足で様子見

💱 ロンドン時間 為替概況(18:30時点)

通貨ペア現在値コメント
USD/JPY154.10上値重く、調整主導の展開
EUR/USD1.1518ドル買い優勢で安値更新
EUR/JPY177.49クロス円も軟化傾向
GBP/USD1.3107英増税報道でポンド売り
GBP/JPY201.20前後円買い戻しで伸び悩み

総括:方向感乏しくも円安地合いは維持

東京市場の再開で一時的な円買い戻しが入ったが、
基調としての円安トレンドは崩れていない。

財務相発言は口先介入的な牽制にとどまり、
高市政権の緩和容認姿勢が依然として円売り圧力を下支えている。

今後の焦点は以下の3点:
1️⃣ 154円台の上値圧力がどこまで続くか
2️⃣ 米政府閉鎖が統計発表の正常化を遅らせるか
3️⃣ 英増税観測が欧州通貨全体へ波及するか

📈 週後半の米雇用関連指標とFRB要人発言が、
次のトレンド転換のトリガーとなりそうだ。

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