トランプ発言で相場が荒れる中、ドル高トレンドは継続 本日の注目は米小売売上高
トランプ発言で相場が荒れる中、ドル高トレンドは継続 本日の注目は米小売売上高
✅ マーケットサマリー
昨日のニューヨーク市場では、「パウエル議長の解任報道」という衝撃ニュースを受け、為替市場は大きく乱高下しました。
- ドル円は149円台から一時146.90円まで急落した後、報道を否定するトランプ大統領の発言をきっかけに急反発。
- 東京~ロンドン時間にかけては148.60~148.80円で高止まりし、ドル買い地合いは健在です。
- ドル指数(DXY)は10日・21日移動平均線をサポートに、7月以降の上昇基調を維持。
✅ 本日の注目材料
米小売売上高(6月)
- 発表時刻:日本時間 21:30
- 市場予想:
- 前月比 +0.1%
- 自動車除く前月比 +0.3%
注目ポイント
- 予想を上回れば:FRBの利下げ観測がさらに後退 → ドル買い強化
- 予想を下回れば:一時的なドル売り圧力 → 調整入りの可能性
その他米国関連
- 輸入・輸出物価指数
- 新規失業保険申請件数
- フィラデルフィア連銀景況指数
要人スピーチ
- FRB理事:クーグラー、クック、ウォラー
- サンフランシスコ連銀デイリー総裁
企業決算
- ネットフリックス、ペプシコ、USバンコープなど注目企業が発表予定
✅ 本日のトレード戦略(主要通貨ペア)
💴 USD/JPY(ドル円)
- 現状:148.70付近で推移、ドル高優勢は継続
- テクニカル水準
- サポート:148.50/147.90
- レジスタンス:149.20/150.00
- 戦略:押し目買い方針
- 小売が予想を上回れば149円台突破を狙い、149.20超でロング追加
- 小売が弱ければ148.20割れで短期利確、147.80で再エントリー
💶 EUR/USD(ユーロドル)
- 現状:1.1690前後、戻り売り優勢
- テクニカル
- サポート:1.1650/1.1620
- レジスタンス:1.1720/1.1750
- 戦略:戻り売りスタンス
- 1.1715~1.1720でショート、ターゲットは1.1650
- 米小売が弱い場合、1.1750まで一時反発も基本はドル高シナリオ
💷 GBP/USD(ポンドドル)
- 現状:1.3380台、英雇用統計の弱さで買い戻し鈍化
- テクニカル
- サポート:1.3350/1.3300
- レジスタンス:1.3430/1.3460
- 戦略:戻り売り継続
- 1.3430付近でショート、目標1.3350
- 小売次第で一時上振れも、英国景気不安で上値は限定的
🇨🇦 USD/CAD
- 現状:レンジ推移、カナダCPIの影響は限定的
- 戦略:押し目買いでドルロング
- 1.3620~1.3630で買い、ターゲット1.3700
🇦🇺 AUD/USD
- 現状:0.6520付近で軟調
- 戦略:戻り売り徹底
- 0.6550で売り、ターゲット0.6480
✅ 総括
- ドル高基調は継続中、本日の焦点は米小売売上高
- ドル円は押し目買い優勢、ユーロ・ポンドは戻り売り戦略
- NY時間21:30の米小売発表で急変動リスクあり → ロットとストップ管理がカギ