ドル円が上下動、日銀決定会合と米PPIに注目


ドル円相場の動き

東京市場ではドル円が157.12~158.02のレンジ内で大きく振幅しました。氷見野日銀副総裁の発言が市場を揺るがしましたが、利上げに対する明確な方向性は示されず、最終的には157円台半ばに落ち着きました。この動きから、24日に予定されている日銀の決定会合への市場の関心が非常に高いことが分かります。


米ドルの基調

先週の米雇用統計が予想を上回る強い結果となり、今年の米利下げ回数の織り込みが1回程度に減少。これに伴い、基調としてのドル高の流れが維持されています。米株式市場は利下げ期待の後退を嫌気して下落しましたが、現在は米株先物が小幅上昇しており、リスク警戒感が一服しています。


本日の注目ポイント

  1. 生産者物価指数(PPI)発表(22:30)
    • 市場予想:
      • 前月比: +0.4%(前回: +0.4%)
      • 前年比: +3.5%(前回: +3.0%)
      • コア指数(食品・エネルギー除外):
        • 前月比: +0.3%(前回: +0.2%)
        • 前年比: +3.8%(前回: +3.4%)
    • 注目点:
      • 予想通りの結果であれば、ドル高の基調は維持される見込み。
      • 明日の**消費者物価指数(CPI)**が注目度の高いイベントであるため、PPIはその前哨戦としての意味合いが強い。
  2. トランプ大統領就任式に関する動向
    • トランプ氏の発言や政策についてのコメントが市場に影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
  3. 中銀関係者の発言イベント
    • 欧州: レーンECBチーフエコノミスト、ホルツマン・オーストリア中銀総裁などの発言が予定。
    • 米国: シュミッド・カンザスシティ連銀総裁、ウィリアムズNY連銀総裁のスピーチに注目。

今後の戦略と展望


まとめ

本日は22:30の米PPI発表が最大の注目ポイントとなります。予想を超える結果が出た場合、ドル高が加速し、主要通貨ペアや金価格に影響を与える可能性が高いです。また、トランプ大統領の就任式に向けたコメントが市場の神経を揺さぶる可能性があるため、注意が必要です。

引き続き、経済指標や市場の反応を慎重に観察し、次のエントリーポイントを見極めましょう!

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