🌐 ドル買いブームに一服感 ユーロ持ち直し/視線は雇用統計へ
— ドイツ物価の鈍化が、静かにユーロの重石に(ロンドン)
年初にかけて勢いづいていたドル高の波が、ようやくクールダウンしています。
ベネズエラ情勢や中南米への警戒を背景に、
「不安 → ドルへ退避」
という流れがしばらく続いていましたが、
市場は次第に “落ち着きどころ” を探す段階へ。
グリーンランド問題など、
トランプ政権の強硬姿勢も相場材料としては織り込みが進んだ印象です。
🔁 いまの値動き:修正のドル売りが中心
ロンドン市場では、
短期的なドル買いの巻き戻しが目立っています。
- ドル円:156円台で落ち着いた推移
- ユーロドル:1.17台へ回復
- ポンドドル:1.35台で堅調
ドル指数も、
昨日いったん突破した21日線を再び割り込む形に。
「地政学で走り過ぎた分を戻す」
—— そんな動きが広がりつつあります。
視線はすでに、
週末の米雇用統計へシフトし始めています。
ドイツCPI:インフレ鈍化が鮮明に
ロンドン時間に入って発表された
ドイツ各州のCPI(12月)は、軒並み 伸び鈍化。
- ノルトライン=ヴェストファーレン:+1.8%(前 +2.3%)
- ザクセン:+1.9%(前 +2.2%)
価格上昇の勢いは、明らかに減速。
このあと発表される全国CPIも
同様の方向が見込まれています。
- 総合:+2.1%
- コア:+2.2%
もしコア低下が想定以上となれば——
→ ECB利下げ観測が一段と強まり
→ ユーロの上値は重くなりやすい でしょう。
📅 これからの指標:一斉に並ぶPMI
この後は、
欧州・米国の**非製造業PMI(確報値)**がまとめて公表。
- フランス
- ドイツ
- ユーロ圏
- 英国
- 米国
さらに、
- フランスCPI速報
- ドイツCPI速報
が続きます。
ただし、
ECBは“様子見”姿勢を崩しておらず、
反応は“瞬間風速”に留まる可能性が高い
と見られます。
🗣 要人発言:一言で相場が揺れる場面も
- ビルロワドガロー(仏中銀総裁)
- チポローネ(ECB理事)
- バーキン(リッチモンド連銀総裁)
- ミランFRB理事
タカ派色が強ければドル買い、
ハト派寄りならドル売り——
短期トレーダーが反応しやすい局面です。
ポンド:株高が下支え
ポンドは底堅く推移。
- ポンドドル:1.3568まで上昇
- ユーロポンド:ポンド高基調
- ポンド円:211円台で推移
背景には、
英FT指数が史上初の1万ポイント突破
というポジティブ材料。
株高 ≒ 通貨の安心感が働いています。
🔍 まとめ
- トランプ要因の ドル買いは一段落
- ユーロは 1.17台へ持ち直し
- ドイツCPI鈍化 → ECB利下げ観測が意識
- 目先は 米雇用統計前のポジション調整
- ポンドは 株高が支え





