ドル高継続か?日銀総裁会見を確認、米PCEデフレーターにも注目

今後の海外市場では、10月のドル高トレンドが続くのか注視されています。特に米雇用統計や来週の米大統領選挙を控えて、ドル高の調整が入る可能性が高く、月末の資金フロー主導で相場が神経質な展開になることが予想されます。

日銀決定会合と植田総裁の発言

本日の日銀決定会合では予想通り、政策金利据え置きが発表されました。声明では「米国などの海外経済や金融市場の動向を十分注視する」とした一方、「物価見通しでの上振れリスクが25年度には大きい」との認識を示し、円相場に影響が出ています。特に、植田日銀総裁が「時間的余裕」の文言は不要と発言したことで、円買いが進んでいる状況です。

米経済指標発表に注目

日銀関連の動きが一巡した後は、米経済指標に注目が移りそうです。本日発表される予定の主な指標は以下の通りです。

PCEデフレーターの予想から大きく外れない限り、指標への市場反応は限定的なものにとどまりそうです。

その他の経済指標と企業決算

欧州圏からはユーロ圏HICP速報値失業率、カナダの実質GDPなども発表予定です。米国ではウーバー、アップル、アマゾンなどの決算発表も注目されます。

トレード戦略

現在、植田総裁の発言を受けた円買いが優勢です。また、トランプ氏の当選を見込んだ米ドル買いはすでに織り込み済みのため、米ドルは調整売りが出やすい状況にあります。本日は米PCEデフレーターの発表(21:30)後の動きを見極め、米ドル売り目線で追随する予定です。

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