中国政策期待は持続、穏やかな週明けの為替相場
本日は東京市場がスポーツの日で休場し、海外でも米国市場がコロンブスデーの祝日で債券市場が休場となっています。
今日の海外市場では、英・欧・米・加など主要国の経済指標発表はなく、中国の9月貿易統計やインドの9月消費者物価指数(CPI)など、新興国の指標発表がメインとなります。
注目すべき発言イベントには、英中銀のディングラ委員や仏中銀総裁のビルロワドガロー氏、米FRBのウォラー理事、カシュカリ連銀総裁の講演などが予定されています。特にディングラ氏とビルロワドガロー氏のハト派的なコメントが市場にどう影響するかが注目されます。
市場の焦点は中国の追加経済対策に向けられています。中国財務省は先週、地方政府の債務問題や不動産市場の安定に関する会見を行い、特別債券の発行を示唆しましたが、具体的な数値はまだ明らかにされておらず、10月末の全国人民代表大会で段階的な発表が予想されています。これを受け、週明けの上海株は堅調で、香港株も下げ渋っています。
為替市場では、ドル円が149円台前半、ユーロ円が163円前後で推移。やや動意が落ち着いており、本日も市場の休場で静かな展開が続きそうです。
今日は目立った指標が少なくレンジ相場となる可能性が高いですが、暗号通貨は上昇しており、値動きに注目しています。