今日の注目は米消費者物価指数の発表、米早期利下げ観測がどう動くか
本日、7月の米消費者物価指数(CPI)が発表されます。昨日の米生産者物価指数(PPI)は予想以上に伸びが鈍化し、これを受けて米株式市場は上昇、為替市場ではドルが売られました。その結果、9月に50ベーシスポイントの大幅利下げが行われる可能性が約55%にまで高まりました。
予想と市場の反応
今日発表される米消費者物価指数(CPI)は以下のように予想されています。
- 前月比: +0.2%(前回+0.1%)
- 前年比: +3.0%(前回+3.0%)
- コア指数: +0.2%(前回+0.1%)
- 前年比コア指数: +3.2%(前回+3.3%)
昨日のPPIほど大幅な鈍化は見込まれていませんが、予想以上にCPIの伸びが鈍化すれば、さらに早期利下げ観測が強まり、株高・ドル安の動きが進む可能性があります。
ガソリン価格の影響と注意点
一方、ガソリン価格の上昇などによってCPIが予想を上回る可能性もあり、その場合の市場反応は不透明です。このため、予想外の動きに対する注意が必要です。
その他の注目点
- 発言イベント: 今日は主要な金融当局者の発言は予定されておらず、夏休みシーズンの典型的な静かな状況です。
- 原油関連: 米週間石油在庫統計が発表されます。
- 米企業決算: シスコシステムズの決算発表に注目が集まっています。
21:30に発表される米消費者物価指数後、米ドルの動きが注目されます。発表後に米ドルが大きく動く可能性が高いです。