円高警戒、米小売売上高後の米ドル動向に注目
昨日の市場動向
- ドル円は一時158円台から155円台まで下落。
- 要因1: 来週の日銀金融政策決定会合での利上げ期待からの円買い。
- 要因2: 米消費者物価指数(CPI)のコア前年比が予想に届かず、ドル売りが進行。
午前中には155円21銭まで下落し、ドル安円高の流れが続きました。ただし、午後に入り円高が一服し、156円台を回復しています。
来週の注目イベント
- トランプ大統領就任式(月曜日)
- 無難に通過すれば、日銀が利上げに踏み切るとの見方が強まる。
- 市場の利上げ織り込み確率は80%超。
- 日銀金融政策決定会合(木・金曜日)
- 利上げ期待が円買いを支えている。
今後のドル円見通し
- 東京午後に156円台を回復したものの、円高警戒感が依然強く、ロンドン市場でのドル高円安は限定的と予想されます。
- 22:30発表の米小売売上高が注目され、予想通りの結果であればドル安が一服し、ドル円は156円台半ばを試す可能性。
米小売売上高(12月)予想
- 前月比: +0.6%(前回: +0.7%)
- ハリケーン被害による自動車買い替え需要が一巡しても、水準的には堅調。
- 自動車を除く数字: +0.5%(前回: +0.2%)
- 予想通りの結果であればドル円の下支えに。
その他の通貨動向
- ユーロドル
- 昨日の米CPI後、1.0350台までユーロ買いが進むも、一気に1.0260付近まで売られる不安定な値動き。
- 上値追いは依然慎重で、トランプ大統領就任式待ちのムード。
- クロス円
- 直近では堅調ながら、不安定な動きが続く可能性あり。
本日の注目ポイント
- 22:30 米小売売上高発表後の値動き
- 数字が予想を上回ればドル高が進み、ドル円は156円台半ば超えを目指す展開に。
- 一方で予想を下回れば、ドル安円高が加速する可能性。
- 日銀会合を控えた日本円買い
- 日銀会合まで円買いの流れが続くと想定され、ドル円の上値が抑えられる展開が予想されます。
まとめ 来週の日銀会合やトランプ大統領就任式を控えた不安定な市場状況が続く中、本日は米小売売上高に注目。円高警戒をしつつ、適切なエントリーポイントを見極めたいところです。