米大統領選がいよいよ本日実施、マーケットは様子見ムード
本日、いよいよ米大統領選挙が行われます。ハリス氏かトランプ氏か、日本時間の明日早朝から開票状況が報道され、午前から昼にかけて各州の勝敗が明らかになっていく見込みです。ただし、激戦州については大勢が確定するまで数日かかる可能性があり、市場も慎重に対応する必要があります。
今週に入り、両陣営の支持率がほぼ拮抗している状況を反映して、ドル買いポジションの巻き戻しが見られ、現在は結果待ちの段階に。東京市場では中国株や日経平均が堅調で円売りが優勢となる一方、ドル円は152円台後半で上値が抑えられています。ユーロドル、ポンドドルも方向感の乏しい横ばい状態が続いています。
注目の経済指標とイベント
本日の海外市場で発表される主な経済指標は以下の通りです:
- スイス雇用統計(10月)
- フランス鉱工業生産指数(9月)、財政収支(9月)
- 英サービス業PMI(10月)、カナダ国際商品貿易(9月)
- 米貿易収支(9月)、米サービス業PMI(10月)、米ISM非製造業景気指数(10月)
これらの指標は特にサービス業や消費動向を反映するため、米経済の強さを測る材料として注目されます。
また、ECB当局者による講演、カナダ中銀議事録の公表、ヤム・ブランズやデュポンといった米企業の決算発表も予定されており、追加の材料となる可能性があります。
米ドル売り戦略の検討
ハリス氏当選の場合にはドル売りが見込まれ、トランプ氏当選でも「セル・ザ・ファクト」によるドル売りが生じやすい状況を考慮すると、ドル売りの方が確率もリターンも期待できそうです。選挙結果に応じて変動が予想されるため、慎重に入りどころを見定めつつ、米ドル売りを狙っていく予定です。