連休明けのNY市場、まずはISM製造業景況指数を注目
今日はNY市場が三連休明けとなり、米国の重要な経済指標が相次いで発表される日となります。週末に控える米雇用統計に向けた前哨戦として、今日から発表される各種指標が市場の焦点となります。
まず、米製造業PMI確報値(8月)が発表されます。市場予想では前回の48.0から48.1へとわずかながら上方改定される見込みです。また、米建設支出(7月)も前回の-0.3%から+0.1%へと回復が見込まれています。特に注目度が高いのは、米ISM製造業景気指数(8月)の発表です。市場のコンセンサス予想では、前回の46.8から47.5への改善が見込まれていますが、前々回の48.5には届かないと予想されています。ISM製造業景況指数が予想を大きく上回る場合、米ドルが一時的に買われる可能性がありますが、米9月利下げ観測が揺るがない限り、持続的なドル高にはつながらないかもしれません。
欧州とロンドン市場では、フランス財政収支(7月)、スイス実質GDP(2024年第2四半期)、トルコ消費者物価指数(8月)および生産者物価指数(8月)、南アフリカ実質GDP(2024年第2四半期)などの発表が予定されています。NY市場の朝方には、メキシコ失業率(7月)やブラジル実質GDP(2024年第2四半期)なども発表される予定です。
また、発言イベントでは、ブリーデン英中銀副総裁がECB・欧州銀行監督機構(EBA)合同会議に出席し、銀行規制に関する話題が中心となる見込みです。さらに、欧州午後にはナーゲル独連銀総裁が討論会に参加する予定です。
戦略:
23:00に発表される米ISM製造業景気指数に注目し、その結果を受けたUSDの流れに対応していく予定です。指標結果次第で市場がどのように反応するかを見極め、適切なエントリーポイントを探っていきます。