💹 リスク資産に広がる調整波──為替市場では“質の悪い円安”がじわじわ進行

─ ドル円は155円台で高止まり、円売り圧力が底流として継続


全体市況:投資家のリスク許容度が一段と後退

今週のマーケットは、リスク資産に明確な調整色が走っている。
先週から崩れ始めたAI関連株の急落が投資家心理を冷やし、
その流れは週明け以降も収まる気配がない。

象徴的なのは以下の点だ:

つまり、株・暗号資産・商品など、
「リスク資産」という括りで広く資金が抜ける地合いとなっている。


ドル円:円売り優勢のまま155円台へ、2月以来の戻り高値

こうした環境下でも、ドル円は独自の強さを維持し続けている。

東京市場では 155.40円 まで上昇し、
今年2月4日以来となる円安水準に接近。

円売りが入りやすい理由はいくつもある:

市場参加者の間では “構造的な悪い円安” の印象が着実に強まっている。


円安が止まりにくい構造要因

為替市場そのものは相対的に落ち着いて見えるが、
円の下落基調が崩れにくい背景は明確だ。

結果として「買われない円・売られやすい円」が続き、
方向感は円安側へゆっくりと傾斜している。


この後の海外指標:材料は並ぶがインパクト限定

今夜公表される主な経済指標は以下の通り:

全体として相場を “動かす力” は弱い

その中で比較的注目を集めるのは、
米ADP民間雇用者数(週次)
最近は週次データでもマーケットが動きやすく、
ヘッドライン次第で一時的にドルが揺れる可能性がある。


注目イベント:高市首相 × 植田総裁の会談

午後に行われた首相・日銀総裁会談は
予想通りの無難な内容で終了。

しかし、懸念材料はむしろ別の部分にある:

この対立は、
“日本の地政学リスク”として円相場が敏感に反応する
可能性を残している。


🇬🇧 ロンドン序盤:株安で一時的に円買いも、継続せず失速

ロンドン時間に入ると、世界株安を背景に円買いが先行したが、
勢いは続かず、再びドル円・クロス円は上値の重い動きに戻った。

■ ドル円の推移

■ 主なクロス円

全体的に、
“円買いは弱いが円安の推進力も鈍い” という
スタックした相場環境となっている。

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