💹 市場はつなぎ予算成立を織り込み ドル円は155円手前で攻防続く
📊 市況サマリー
米議会で政府機関閉鎖を回避する法案が上院を通過。
下院での可決も視野に入り、市場心理はリスクオンへ傾斜。
NY株式市場ではダウ平均が最高値を再更新し、投資家の買い戻し意欲が強まった。
一方で、ナスダックは調整気味。
ソフトバンクによるエヌビディア株売却の報道がAI関連銘柄の重しとなり、
**「循環的な資金移動」**の様相を見せている。
政府閉鎖の回避により統計発表の再開が期待されるものの、
データの欠落期間が生じているため、信頼性の揺らぎが市場の警戒材料として残る。
💱 為替動向:ドル円は155円を意識した持ち合い
米金利が底堅く推移するなか、円安圧力が再燃。
ドル円は一時 154.91円 まで上昇し、心理的節目の155円 に迫った。
ただし、財務省による円安けん制発言が相次ぎ、
実弾介入への思惑が上値を抑える構図となっている。
| 通貨ペア | 現在値 | コメント |
|---|---|---|
| USD/JPY | 154.89 | リスクオンで円売り継続、155円の壁意識 |
| EUR/JPY | 179.29 | 過去最高値を更新 |
| GBP/JPY | 203.29 | 一時調整後、再び円安方向へ反発 |
高市首相の「デフレ脱却にはまだ時間が必要」との発言もあり、
日銀の早期利上げ観測は後退。
円キャリートレードの優位性は維持されている。
🇬🇧 ポンド:政局不安で乱高下
英政局ではスターマー首相の求心力が低下し、
一部議員が解任を模索しているとの報道が浮上。
市場では「政権交代の可能性」が一時的なポンド売りを誘発した。
| 通貨ペア | 現在値 | コメント |
|---|---|---|
| GBP/USD | 1.3115 | 政局混乱で上値重い |
| EUR/GBP | 0.8805 | 相対的にユーロが堅調 |
政局不安が長引けば、財政運営の不透明感が強まり、
12月BOE会合での利下げ観測がさらに高まる可能性がある。
🔍 これからの注目材料
今夜は米下院での採決を控え、法案の通過時期が最大の焦点。
他の経済指標は小粒で、為替市場のボラティリティは限定的となりそうだ。
| 時刻(日本) | 内容 | 注目度 |
|---|---|---|
| 17:00 | 独CPI確報値・卸売物価 | ★★ |
| 18:00 | 独経常収支 | ★ |
| 21:00 | 米MBA住宅ローン申請 | ★ |
| 23:00 | 加住宅建設許可 | ★★ |
| 翌6:00 | 米下院・つなぎ予算採決 | ★★★★(最重要) |
登壇予定:
シュナーベルECB理事、ピル英中銀チーフエコノミスト、
ウィリアムズNY連銀総裁、ウォラーFRB理事など。
→ 発言内容が金利見通しを動かすリスクあり。
🎯 トレード戦略メモ
| スタイル | エントリー | 目標 | コメント |
|---|---|---|---|
| 短期売り | 154.70〜155.00 | 153.90 | 上値の厚い抵抗帯を意識 |
| 押し目買い | 153.80〜154.00 | 154.40 | キャリートレードが下支え |
| リスク要因 | – | – | 実弾介入・突発発言に注意 |
🧭 まとめ
- 米政府閉鎖の回避がリスク選好を支援
- 円キャリー取引は継続優位
- ただし 155円前後は当局の警戒感が強く、上値の重さも明確
- 抜ければ上昇トレンド加速、失速すれば一時的調整も
結論:上値を試す展開だが、波乱要因は常に意識。
テクニカルでは「押し目拾い」、ファンダでは「慎重なリスクオン」が妥当。
