💹 欧州PMIは英・独が失速、フランスだけが一人気を吐く──週末前の息切れ相場でドル円は伸び悩み

─ 連休前の手仕舞いが重石、だが上方向の“火種”は消えていない


ドル円:休日前の解消売りが優勢、ただし反撃の余地は残存

週末を控えた東京市場では、
参加者がポジションを軽くする動きが先行。
ドル円は午後にかけてじわじわと上値が重く、
典型的な“連休モード”の値動きとなった。

今朝の片山財務相は円安牽制発言を強めたが、

「介入はオプションに含まれる」
「過度な変動には対応」
「日米声明に沿って行動」

市場の反応は一瞬のみ。
口先だけではトレンドは変わらないことを改めて示す形となった。

介入観測が薄れれば、逆に上値トライに勢いがつく可能性も高い。

● 予想レンジ:156円後半〜157円半ば

連休明けに向けて“上方向の地合い”は依然として生きている。


■ クロス円:総じて調整色、短期筋の戻り売りが入りやすい

● ユーロ円

➡ ボラは落ち着きつつあり、上値は重い。

● ポンド円

➡ 上昇しても“売り手が待っている”相場。


ユーロドル:1.15台の箱に閉じ込められ、反発は限定的

ユーロドルは、
1.15台を中心に身動きのとりづらい展開

決め手に欠けるため、今後も短期レンジが基本線。


ポンドドル:1.31をかすめる可能性は残るが、英予算案が重石に

ポンドドルは上方向に小さな余地を残すが、
来週の英予算案発表を控えて市場は慎重姿勢。

上値は追いづらく、上昇しても限定的。


🔍 欧州PMI(速報)──英・独が揃って減速、フランスの数字だけが市場を驚かせる

欧州全体で明確な方向性が出なかったPMIだが、
国別では以下のように結果が分かれた。


英国(11月PMI速報)


ドイツ(11月PMI速報)


フランス(11月PMI速報)

英・独が沈む中、
フランスだけが“唯一の青空”を見せたかたち。

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