📌 独保守勢力の勝利でややユーロ高、相場全体では決め手に欠ける
マーケットサマリー
- ユーロ(EUR): ドイツ総選挙で保守勢力(CDU・CSU)が勝利したことで一時ユーロ高に。しかし、過半数を獲得できず、極右AfDが躍進。市場は新政権への期待を抱きつつも、政治的不透明感から上値は重い。
- 米ドル(USD): ウクライナ情勢に対するトランプ大統領の独裁者発言や、米欧首脳会談を控え、引き続き買い優勢。安全資産としての需要もあり、堅調な動き。
- ポンド(GBP): 英中銀(BOE)関係者の講演が予定されており、政策スタンスに変化があるか注目。
主要通貨の動向
ユーロ/米ドル(EUR/USD)
- 動き: 朝方のユーロ買いから、米ドル買い優勢に転換。
- 要因:
- ドイツIfo景況感指数の結果が期待を下回り、ユーロに売り圧力。
- トランプ大統領のウクライナ対応を巡る欧州の不安感も影響。
- 今後の見通し: ユーロは売り目線、特に1.05ドル台が重くなりやすい展開。
米ドル/円(USD/JPY)
- 動き: 円高一服後、150円台を回復。150.00割れのシナリオは一旦後退。
- 要因:
- 日本の消費者物価指数(CPI)が予想通りで、追加利上げ期待が後退。
- 植田日銀総裁の国債買い入れ増額発言で円売りが進んだ。
- 今後の見通し: 150円台でのレンジ継続を想定。149円台後半に買い支えがありそう。
ポンド/米ドル(GBP/USD)
- 動き: 英中銀(BOE)関係者の発言待ちで方向感が欠ける。
- 要因:
- 英雇用・物価データは強かったが、BOEが慎重な姿勢を見せており、上値は重い。
- 今後の見通し: ポンドは売り目線。特に英中銀関係者からハト派発言が出れば、下落加速の可能性。
今日の注目材料
時間 (JST) | イベント | 影響通貨 |
---|---|---|
18:00 | ドイツIfo景況感指数(2月) | ユーロ (EUR) |
23:00 | 米仏首脳会談 | 米ドル (USD), ユーロ (EUR) |
翌01:00 | 英中銀「中央銀行のバランスシートの未来」会合 | ポンド (GBP) |
翌03:00 | 米2年債入札(690億ドル) | 米ドル (USD) |
トレード戦略
1. EUR/USD: 売り目線
- エントリーポイント: 1.0550付近
- 目標: 1.0480
- ストップ: 1.0580
2. USD/JPY: 押し目買い
- エントリーポイント: 150.00-150.20
- 目標: 151.00
- ストップ: 149.50
3. GBP/USD: 小幅レンジ狙い
- 売りエントリー: 1.2150
- 目標: 1.2080
- ストップ: 1.2180
まとめ
- 米ドル: 米仏首脳会談やウクライナ情勢次第で変動。
- ユーロ: 政治的不透明感と景気指標の結果次第で売り優勢。
- ポンド: BOE関係者の発言に注意、下落リスクあり。
- 円: 金利動向が鍵、短期的には円売り優勢か。
📈 本日は大きな材料が少ないため、慎重なエントリーを心掛けます。特にユーロの売り目線を優先し、値動きが出れば追随する予定です!