📰 クリスマスイブ相場
― 流動性急低下、動くのは「価格」ではなく「ヘッドライン」 ―
■ 市場全体:年内屈指の閑散相場に突入
12月24日のクリスマスイブは、欧米市場が短縮取引。
実質的には「参加者がほとんどいない市場」に近い状態となる。
- 欧米の機関投資家はすでに休暇入り
- 新規ポジション構築は極端に少ない
- わずかなフローや要人発言で価格が振れやすい
一方で重要なのは、
**動いても「トレンドにならない」**という点。
値は動くが、
追随する参加者がいないため
➡ 持続性がなく、すぐに巻き戻されやすい
という、年末特有の相場環境だ。
■ 為替市場の焦点:ユーロ・ポンドは休場、円だけが神経質
◉ ユーロ・ポンド
- 独自材料に乏しい
- 対ドルでは完全にレンジ志向
- 「仕掛ける理由がない」通貨
→ 年末は無理に触る必要のないゾーン
◉ 円相場だけが例外
円は引き続き、
政策・発言・介入警戒という複数の要因が絡み合う特殊な立ち位置。
円を巡る力関係
- 日銀利上げ(0.75%)後も円高にならず
- 円キャリー取引による構造的な円売り
- 一方で、財務省・政府による強い円安けん制
👉
「売られやすいが、売り切れない」
非常に扱いにくい局面に入っている。
■ 明日の最大材料:植田日銀総裁・経団連講演
12月25日(水)
植田日銀総裁が経団連で講演予定
注目点は明確。
- 利上げ後の円安をどう認識しているか
- 追加利上げへの距離感
- 円安に対する危機感の有無
流動性が極端に低い中での要人発言は、
**内容以上に「言い回し」や「ニュアンス」**で相場が反応しやすい。
➡ 価格が飛びやすく、
➡ しかも戻りも速い、
最もトレード難易度が高い局面。
■ ロンドン序盤の値動き:小幅、無方向
クリスマスイブのロンドン市場では、
方向感のない小動きが続いている。
- ユーロドル:1.1780付近まで弱含み後、下げ止まり
- ポンドドル:1.3500近辺で小幅な上下
いずれも
**「動いた」というより「動かされた」**印象が強く、
トレード妙味は乏しい。
■ 本日の経済指標・イベント
経済指標
- 米MBA住宅ローン申請指数
- 米新規失業保険申請件数(予想22.4万件)
イベント
- 米週間石油在庫
- 米7年債入札(440億ドル)
👉 いずれも
相場の方向を決める材料にはなりにくい
■ 総括:今日は「勝ちに行く日」ではない
- 欧米市場は実質的に年末休暇モード
- ユーロ・ポンドは完全に様子見
- 円だけがヘッドラインに反応しやすいが、持続性は低い
- 流動性低下局面では
「一方向に動いた直後が一番危険」
結論
今日は「休むも相場」が正解。
ポジションを増やす日ではなく、
明日の植田総裁講演を静かに待つ局面。
深追い厳禁。
年末相場で最も大切なのは「損をしないこと」。




