📰 日銀関連発言で円が反発、米雇用データが次の分岐点
■ 今日の地合い
前日まで優勢だった円売りは後退。
アジア時間は円が買い戻される展開となった。
材料は国内発言。
ただし流れはまだ固定されていない。
■ 円反発の要因整理
市場が敏感に反応したのは、日銀関係者のトーン変化。
・総裁が追加引き締めの可能性を完全否定せず
・一部委員が「海外との金利差固定化リスク」に言及
・政府サイドから為替動向への強い注視姿勢
これらが重なり、
“円売りは安全ではない”
という心理が再浮上。
昨日広がった利上げ後退観測の修正が入った形。
■ 為替の現在地
ドル円は高値圏から失速。
156円台前半から155円台後半へ押し戻され、
買いポジションの一部が解消された。
クロス円も同様に軟化。
ただし、ロンドン入り後は下げ止まり、
一方的な円高には至っていない。
■ 欧州時間の動き
ドル全体は下げ一巡後に持ち直し。
アジアではドル売り優勢だったが、
欧州ではユーロやポンドの軟化がドルを支える構図。
ポンドは英国政治イベントを控え、
ポジション調整が出やすい環境。
■ NYの焦点
今夜は米労働市場データ。
新規失業保険申請件数が発表予定。
市場は労働需給の変化に敏感。
・申請件数が増加 → 景気減速意識 → ドル売り
・安定水準維持 → 金利観測維持 → ドル下支え
数字そのものより、
トレンド転換の兆しがあるかどうかが焦点。
■ その他材料
欧州ではマネーサプライや景況感指数。
北米では債券入札も予定。
中央銀行関係者の発言も複数控えるが、
市場を一方向に動かす決定打は限定的。
■ 今後の展望
・株式市場が弱含めば円はさらに支えられやすい
・米指標が弱ければドル売りが加速する可能性
・株が回復すれば円買いは縮小
現在はテーマが固定されていない。
■ 結論
今日は国内発言に振られた円高。
しかし持続性は米データ次第。
「方向を決めるのはNY」
短期的には株価とヘッドラインへの即応が必要な局面。
トレンド発生前の、やや不安定な均衡状態が続いている。