米利下げ期待でドル売り加速？CPIに注目し次の動きを見極める！
8月5日から9日にかけてのトレードでは、合計で +176,529 USD の利益を得ることができました。引き続きボラティリティの高い一週間でしたが、特にビットコインの反発にうまく乗ることができ、大きな利益を確保できたことに満足しています。
米利下げ期待と今後の展望
米国では利下げ期待が高まっており、9月の米連邦公開市場委員会（FOMC）での利下げ開始が見込まれています。特に、2日に発表された7月の米雇用統計の弱さを受けて、利下げ幅が0.25%ポイントではなく0.5%ポイントになるとの見通しが強まっています。
現在、米国の政策金利は5.25-5.50%と高水準にありますが、物価の鈍化により利下げ開始の期待が広がっています。米CPIの結果次第では、0.5%の利下げをさらに織り込む動きが広がり、ドル売りが進む可能性があります。
内田日銀副総裁の発言とドル円の動き
日本では、日銀の内田副総裁が「市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と述べ、当面は現在の金融緩和を継続する方針を示しました。この発言により、日本株とドル円が反発しましたが、ドル円の上値は限定的であり、引き続き売り目線が続きます。
各通貨の注目ポイント
- 米ドル（USD）：中立から売り
- 日米の金融政策の違いにより、ドル円は上値の重い展開が続くと予想されます。
- 日本円（JPY）：中立から買い
- 日銀の利上げ決定と総裁のタカ派発言により、円高が進む可能性が高まっています。
- ユーロ（EUR）：中立
- 米利下げ観測からユーロドルは下値が堅い展開が予想されますが、上値は限られそうです。
- 豪ドル（AUD）：中立から買い
- 豪準備銀行（RBA）の金融政策が注目され、豪ドルは対ドルで買い方向、対円では売り方向の可能性があります。
- ニュージーランドドル（NZD）：中立から売り
- 雇用統計や金融政策の発表が控えており、NZドルは引き続き軟調な動きが予想されます。
- 南アフリカランド（ZAR）：中立から売り
- SARBの9月利下げが織り込まれており、ランドは対円を中心に伸び悩む動きが予想されます。
- 英ポンド（GBP）：中立から売り
- BOEの金利引き下げが不透明であり、ポンドは不安定な動きが続くと予想されます。
- カナダドル（CAD）：中立から売り
- 金利先安観が重しとなり、カナダドルは伸び悩む可能性が高いです。
あとがき
現在、アフリカではモンキーポックス（エムポックス）の感染が深刻な状況です。特にコンゴ民主共和国では、14,000件以上の感染例が確認され、感染がブルンジ、ケニア、ルワンダ、ウガンダなどの近隣国にも広がっています。感染症の監視体制やワクチンの備蓄が不十分であるため、国際社会の支援が不可欠です。WHOもこの状況を国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態と判断し、緊急委員会を招集する予定です。
モンキーポックスに対する個人の対策
- 渡航に対する注意: モンキーポックスの流行地域への渡航は極力避ける。
- 感染予防: 感染が疑われる地域に滞在する場合、動物（特に霊長類や齧歯類）との接触を避け、感染リスクの高い食品の摂取を控える。
- 衛生対策: 手洗いやアルコール消毒を徹底し、マスクを着用して人混みを避ける。
- 健康状態のモニタリング: 感染地域から帰国後は、自身の健康状態に注意を払い、発疹や発熱などの症状が現れた場合は直ちに医療機関を受診する。
モンキーポックスの流行が新型コロナウイルスのように世界的な緊急事態へと発展する可能性もあるため、健康対策に加えて相場への影響も注視する必要があります。感染状況や国際的な対応を見守りつつ、リスク管理を徹底していきましょう。
皆さん、健康に気をつけながら、良い週末をお過ごしください。
