+39,843 USD
有事相場で利益を出すには何を見るべきか
✅ トレード結果(3月9日~3月13日)
📊 週間合計:+39,843 USD
📉 今週の総括
今週の相場は、とても分かりやすい構造でした。
主役は明確に エネルギー市場。
中東情勢の悪化を背景に、原油が強いトレンドを形成し、その流れが市場全体の軸になりました。
その結果、
- 原油は強い上昇トレンド
- 資源国通貨は連れ高
- ドル円は「有事のドル買い」で上昇
- 株や暗号資産は方向感を欠く
という構図がはっきり出ました。
今週うまく機能したのは、
原油トレンドの捕捉 と RBA利上げ観測を背景にした豪ドルの上昇取り。
一方で、ドル円ショートは相場の本流と逆向きになり、損失要因となりました。
つまり今週は、
エネルギーと資源国通貨が中心、ドル円は逆らわない方がよかった週
だったと言えます。
🌍 3月9日〜13日の相場環境
この週のマーケットを支配したのは、金融政策よりも 中東情勢 でした。
米国・イスラエルとイランを巡る緊張が高まり、
市場では一貫して「地政学リスク → 原油高 → ドル高」という連鎖が意識されました。
原油の上昇は単なる商品高ではなく、
- インフレ再燃懸念
- 米金利高止まり
- リスク回避のドル需要
につながり、結果として為替市場全体の方向を決める力を持ちました。
週後半には停戦観測も出ましたが、
イラン側の否定や追加攻撃報道によって緊張は再び強まり、
最終的には 有事主導のドル高地合い が維持されました。
■ 通貨別レビュー
1. ドル円
ドル円は週を通して非常に底堅い動きでした。
週初は原油急騰を受けて買いが先行。
その後、原油急落で押される場面もありましたが、下落は限定的で、最終的には159円台後半まで上昇しました。
この上昇を支えたのは主に次の3点です。
- 中東有事による安全資産としてのドル需要
- 原油高を通じた米インフレ懸念
- 日銀の利上げ観測後退による円の弱さ
今回のドル円上昇は、
「円が売られた」というより、ドルが強かった と表現する方が正確です。
159円台では介入警戒が意識されたものの、押しは浅く、買い圧力の強さが際立ちました。
2. ユーロドル
ユーロドルは全体として上値の重い一週間でした。
序盤に上昇する場面はあったものの、その後はドル買いが優勢となり、1.14台前半まで下落。
欧州はエネルギー輸入依存度が高いため、中東リスクが長引くほど景気への悪影響が意識されやすく、ユーロには不利な環境でした。
ユーロの重しとなったのは、
- 有事のドル買い
- 欧州景気への懸念
- エネルギーコスト上昇リスク
です。
戻りはあっても勢いは続かず、
戻り売りが機能しやすい地合い が続きました。
3. ポンド
ポンドは対ドルでは弱く、対円では底堅いという、やや複雑な動きでした。
対ドルでは中東有事に伴うドル買いの影響を受けて上値が抑えられましたが、対円ではドル円上昇の影響もあり、比較的しっかりした動きでした。
ただし、英国独自の不安材料も残っています。
- 英国景気の鈍化懸念
- BOEの政策不透明感
- 政治面の不安定さ
そのため、ポンドは反発しても、積極的に上を買い上げるほどの強さは見せませんでした。
■ 3月16日週の注目テーマ
来週の市場テーマは大きく4つあります。
- 中東情勢の継続
- 原油価格の乱高下
- 主要中銀会合
- ドル円160円台の攻防
1. 中東情勢
引き続き最大の土台です。
戦況が悪化すれば、原油高・ドル高・株安が再び加速しやすい状況。
マーケットはすでに「平時の相場」ではなく、
ニュース一つで値幅が飛ぶ状態 に入っています。
2. 原油価格
ホルムズ海峡周辺の物流停滞は依然として深刻で、
供給不安はまだ解消されていません。
IEAの備蓄放出は短期的な安心感を与えても、構造問題を解決するものではなく、
来週も原油価格は急騰と急落を繰り返す可能性があります。
そして今の市場では、
原油が動く
↓
為替が動く
という順番が非常に明確です。
3. FOMCを中心とした主要中銀会合
来週は主要中銀イベントが集中します。
特に最大の注目はFOMC。
政策金利は据え置き見通しですが、焦点は ドットプロット と パウエル議長の発言 です。
市場ではこれまで「年内2回利下げ」がメインシナリオでしたが、
原油高とインフレ再燃懸念の高まりで、足元では
- 年内1回利下げ
- あるいは年内据え置き
が意識され始めています。
もし今回、利下げ見通しがさらに後退すれば、
ドル買いが一段と強まる可能性があります。
4. ドル円160円台
ドル円はすでに159円台後半まで上昇。
来週、FOMCや中東情勢を背景に160円を突破するかが最大の見どころです。
ただし160円台では、介入警戒が一段と強まる見通し。
上昇トレンドそのものは維持されても、
値動きはかなり荒くなりやすい と考えた方がよさそうです。
■ 3月16日週の戦略イメージ
来週は、いわゆる“きれいなトレンド相場”ではなく、
イベントとヘッドラインで上下に振られる相場 になる可能性が高いです。
基本方針は以下です。
- ドル円:押し目買い優勢、ただし160円台は介入警戒
- ユーロドル/ポンドドル:戻り売り優勢
- 加ドル円/豪ドル円:原油・中銀次第で上昇余地
- 南アランド円:高ボラ継続前提で慎重対応
■ まとめ
今の相場を一言で表すなら、
中東情勢が市場の土台を作り、米物価と中銀イベントがドルの強さを上書きする局面
です。
現在の通貨構図はこう整理できます。
- USD:有事と金利の両面で強い
- JPY:安全資産としての強さより金融政策後退が重い
- EUR:エネルギー不安で弱い
- GBP:独自材料に乏しく上値重い
- CAD:原油高が支え
- AUD:資源高とRBA観測が追い風
- ZAR:地政学リスクに弱い
つまり、来週の中心は
原油
FOMC
ドル円160円
中東ニュース
この4点です。
ニュースひとつで急反転する、非常に神経質な一週間になる可能性が高く、
“どこを触るか” の選別がこれまで以上に重要になります。
📜 あとがき|「環境を整える人」が長く勝つ
今週もFX週報をお読みいただきありがとうございます。
慢性的な片頭痛を抱える人の働き方についての研究や体験談では、
一つの共通したポイントがあります。
それは、
意志の力より「環境の設計」が重要ということです。
強い光、騒音、匂い、温度、ストレス。
こうした刺激が重なると、
集中力は落ち、パフォーマンスは大きく低下します。
だからこそ多くの人が、
働く場所や環境を調整することで、
症状と上手く付き合っています。
実はこれも、トレードとよく似ています。
📊 相場と戦うのではなく、環境を整える
トレードで失敗が増えると、
「メンタルを強くしなければ」と考えがちです。
しかし実際には、
・チャートを見すぎる
・ニュースを追いすぎる
・ロットが大きすぎる
・睡眠が不足している
といった環境要因が影響していることが多いものです。
優れたトレーダーほど、
自分が集中できる環境を整えることに時間を使います。
🧠 パフォーマンスは環境で決まる
静かな場所でチャートを見る。
決まった時間だけトレードする。
必要な情報だけに絞る。
こうしたシンプルな工夫が、
判断の精度を大きく変えます。
これは特別な技術ではなく、
自分のエネルギーを守る設計です。
🌱 自分に優しく、ルールには厳しく
慢性的な症状と付き合う人たちが学ぶことの一つは、
「自分を責めないこと」。
トレードでも同じです。
すべての相場を取る必要はありません。
すべての日にトレードする必要もありません。
大切なのは、
自分のコンディションを整えながら
長く続けることです。
相場はいつでもそこにあります。
だからこそ、
焦らず、無理せず、
自分の環境を整えながら向き合う。
その積み重ねが、
結果として大きな差を生みます。
来週も、
まずはコンディションを整えてから。
静かな環境で、
冷静にチャンスを待っていきましょう。
それではまた来週。





