📊 週間トレードレビュー
期間:2026年3月2日〜3月6日
週間損益:+72,073 USD
■ 今週の収益構造
今週の利益は、ほぼ一つの市場によって生み出された。
それが エネルギー市場。
中東情勢の緊張を背景に、原油市場は明確な上昇トレンドを形成。
この流れを捉えたトレードが、週間パフォーマンスを大きく押し上げた。
一方で、他の主要市場は対照的だった。
- 暗号資産:反発局面を試すもレンジ継続
- 米株:方向性が定まらない状態
- 為替:ドル中心の選別相場
つまり、
トレンドは商品市場に集中し、金融資産は迷いの多い週
だったと言える。
🌍 マクロ環境の整理
2026年3月2日〜3月6日
この期間の市場を支配したのは
金融政策ではなく 地政学リスク。
米国とイスラエルによるイランへの軍事行動が報じられたことで、
為替・株式・エネルギー市場は同時に反応。
いわゆる
「有事相場」
の典型的な形となった。
市場では安全資産としてのドル需要が急速に高まり、
主要通貨に対してドルが広く上昇。
しかし円については通常の有事パターンとは異なり、
日銀の政策スタンスの影響が強く、
安全資産としての買いは限定的
だった。
その結果、ドル円は下値が固いまま推移。
🛢 原油が相場の中心
今回の相場で最も重要なドライバーとなったのは原油価格。
背景は以下。
- ホルムズ海峡の輸送リスク
- 中東供給の不透明感
- エネルギー価格上昇
これにより
インフレ再燃 → 米金利上昇 → ドル買い
という流れが形成され、
金融市場の値動きがさらに拡大した。
週後半には停戦観測が浮上し、
一時的に株式市場が回復する場面もあった。
しかしイラン側の否定や追加攻撃の報道で
再び緊張が高まり、
最終的には
地政学主導のドル高
という構図で週を終えた。
💱 通貨別レビュー
USD/JPY
156円台前半から158円付近まで上昇。
軍事衝突のニュースを受け、
市場では「有事のドル買い」が加速。
一時158円近辺まで接近したが、
過去にレートチェックが観測された水準が意識され、
上値追いはやや慎重になった。
それでも下落局面では
156円台半ばで買いが入り、
- 地政学リスク
- 日銀の政策慎重姿勢
- 日本経済のデフレ懸念
がドル円の下値を支えた。
EUR/USD
ユーロドルは弱含み。
1.17台から1.15台まで下落し、
昨年秋以来の安値圏へ接近した。
欧州はエネルギー輸入依存度が高いため、
中東情勢の緊張が長期化すると
経済への影響が大きいとの見方が強まった。
その結果、
- ドル買い
- 欧州景気不安
- エネルギーコスト上昇
がユーロの重荷となった。
GBP
ポンドは対ドルで弱含み、
対円ではレンジ推移。
英国では政治的な不透明感が続いており、
外交政策を巡る米英関係の温度差も意識された。
さらに
- 与党支持率低下
- 政策の方向性への懸念
などがあり、
ポンドは回復力を見せる場面もあったが
上値の重さが目立った。
CAD
カナダドルは二つの力に挟まれた。
- ドル高圧力
- 原油上昇による資源通貨買い
その結果、対ドルでは上下の振れが大きく、
対円ではドル円上昇の影響もあり強含み。
エネルギー価格の動向が
加ドルの方向性を大きく左右する週だった。
AUD
豪ドルは方向感が出にくい展開。
天然ガスなどの資源自給率が高いため
中東情勢の直接的影響は限定的だが、
市場のリスク心理には敏感に反応する。
そのため
- 対ドル:売られやすい
- 対円:ドル円主導で振れる
という特徴が同時に現れた。
📅 来週の焦点
3月9日〜3月13日
最大のイベントは米国のインフレ指標。
3月11日 米CPI
3月13日 PCE価格指数
原油価格が上昇している現在、
市場はインフレ再燃を警戒している。
そのため来週の物価データは
有事によるドル買い
それがインフレによるドル買いに変わるか
を判断する重要な材料となる。
その他注目イベント
- 日本実質賃金
- 日本GDP改定値
- 中国CPI / PPI
- 英国GDP
- カナダ雇用統計
さらに
FRBはブラックアウト期間入り。
また米国は夏時間へ移行し、
指標発表時刻が1時間早まる。
🔎 来週の通貨見通し
USD/JPY
中東情勢が緊張状態を保つ限り、
ドル円は下値の堅い展開が想定される。
日銀の利上げ観測も後退しており、
円が積極的に買われる材料は乏しい。
物価指標が強ければ
ドル高が加速する可能性。
弱かった場合でも
大きな下落は限定的と見られる。
EUR/USD
ユーロは依然として逆風。
- エネルギー依存
- 景気減速懸念
- ドル需要
が重なるため、
戻りは鈍くなりやすい。
🧭 まとめ
今週の市場を動かしたのは
地政学リスクによるドル需要
だった。
来週はそこに
米インフレ指標
が加わる。
この期間は
中東情勢が市場の土台を作り、
米物価指標がドルの強さを確認する
重要な局面となる。
あとがき|「5分の積み重ね」が未来を変える
今週もFX週報をお読みいただきありがとうございます。
最近の研究では、
たった5分の運動を追加するだけでも血圧が下がる可能性がある
という結果が報告されています。
もちろん、5分だけで劇的に健康が変わるわけではありません。
重要なのは、すでにある習慣に少しだけ追加することです。
この考え方は、トレードにもよく似ています。
🏃 小さな改善が、大きな差を生む
トレードで結果を変えようとするとき、
多くの人は
・手法を変える
・通貨を変える
・時間足を変える
と、大きな変更をしがちです。
しかし実際には、
✔ エントリー前に10秒待つ
✔ ロットを5%下げる
✔ 1日1回トレードノートを書く
こうした小さな追加習慣が、長期的な成績を大きく変えます。
🧠 重要なのは“強度”
研究では、
血圧改善に効果があったのは
「ある程度強度のある運動」でした。
これはトレードでも同じです。
ただ長くチャートを見るだけでは、
結果は変わりません。
重要なのは、
・本当に守るルール
・本当に意味のある改善
つまり質のある5分です。
📈 複利は、習慣から始まる
1日5分の改善は小さく見えます。
しかし、
5分 × 365日 = 1825分
約30時間
1年でこれだけの差になります。
トレードも同じで、
優れたトレーダーは特別な才能より
小さな改善を止めない人です。
大きな変化を求める必要はありません。
来週は、
ほんの5分だけ
自分のトレードを良くする時間を作ってみてください。
その5分が、
1年後の結果を大きく変えるかもしれません。
それではまた来週。 📈





