東京市場の動向
ドル円は東京市場の午前中でのもみ合いを経て、午後に157円01銭を付けました。ロンドン勢が参加する時間帯に入るとまずは円買いでスタートしました。
バイデン大統領の選挙撤退
週末にバイデン米大統領が次期大統領選からの撤退を表明し、ハリス副大統領を後継指名しました。世論調査では、トランプ対バイデンよりもトランプ対ハリスの方がトランプ氏の優勢度が高いため、トランプラリー意識の円買いが広がった可能性があります。ジョージア州の地元メディアが行った世論調査では、トランプ氏がハリス氏を5ポイントリードしていると報じられたことも、トランプラリーを後押ししています。
ドル円の見通し
ドル円はこの後も上値の重い展開が予想されます。介入警戒感が強まり、上値追いに慎重な姿勢が見られ、東京午後からの動きで下方向への意識が強まっています。先週噂された中長期投資ファンドからのポジション調整でのドル売りが今週も続くようであれば、さらなる下げが見込まれます。
クロス円の動向
クロス円もドル円に準じて下げる展開が続いています。ドル安ではなく円高主導での下げが目立っています。ユーロ円は170円を割り込むともう一段の下げが予想され、注意が必要です。
ユーロドルの動向
ユーロドルはやや動意に欠ける展開となっています。対円での売りが上値を抑えていますが、値幅は限定的です。この後も落ち着いた動きが見込まれます。
トレード方針
引き続き、米ドル売り、日本円買いの方針を継続します。
