円高進行中! 石破氏当選後の相場と米ドル売りのチャンスを探る
9月23日~9月27日のトレードでは、合計 +110,196 USD の利益を上げました。ドル売り目線で細かくトレードを重ね、利益を積み上げた1週間でした。
石破氏当選後の急落と反発警戒
週序盤は、植田日銀総裁の発言や自民党総裁選での高市氏の当選期待から大きな円売りが発生し、ドル円が146円台まで急騰しました。しかし、その後、石破氏の当選による市場の予期せぬ動きが発生。金融政策に対する石破氏と高市氏のスタンスが大きく異なるとの見方から、4円以上も円高が進む展開となりました。
急落直後の反発を警戒し、慎重に細かいトレードを行いましたが、最終的には安定した利益を確保。今後も石破氏の発言により市場が動揺する可能性があるため、引き続き注意が必要です。
今後の注目ポイント
① 円相場の乱高下
27日のニューヨーク外国為替市場では、円相場が一時1ドル=142円台前半まで円高ドル安が進みました。自民党総裁選で石破氏が選ばれたことが日銀の利上げ期待につながり、円買いが進んでいます。高市氏優勢とされた前日の円売りから一転、急激な円買いの展開です。
ニューヨーク市場ではFRBの利下げ継続期待が加わり、ドルを売って円を買う動きが一段と進み、1ドル=142円台前半まで下落しました。
② 米10年債利回り低下とPCEデフレーター
8月のPCEデフレーターが発表され、インフレの落ち着きを示す内容でした。これにより、FRBの利下げ期待がさらに強まりましたが、年内にもう1回大幅な利下げが行われるかについては議論が分かれています。米ドルは引き続き売り目線で進める予定です。
各通貨の展望
- 米ドル(USD):中立
- FRBと市場の利下げ予想に不一致が見られ、米経済指標への反応が敏感な状況。今後のデータ次第で変化の可能性が高く、中立。
- 日本円(JPY):中立
- 政治情勢や金融政策への市場の注目が続き、不安定な動きが予想される。石破氏の発言や中国の景気動向が影響し、中立の見通し。
- ユーロ(EUR):中立
- ECBの金融政策への不透明感が強く、米指標次第で動きが左右されるため、中立。
- 豪ドル(AUD):買い
- 豪準備銀行(RBA)のタカ派姿勢と金利面での優位性から、豪ドルは引き続き買い方向。
- 南アフリカ・ランド(ZAR):買い
- インフレの鈍化と国民統一政府への期待感がランドを支える要因となり、買い方向。
- ポンド(GBP):中立
- 英中銀の政策や政治不透明感が上値を抑える要因となり、ポンドは中立。
- 加ドル(CAD):中立
- カナダ中銀の緩和ペースと原油相場の影響から、カナダドルは中立。